佐々木朗希、ド軍入りの理由明かす「総合的に」 大谷&山本の在籍は「重要視していません」
ド軍の魅力について「一番はフロントの安定感」
ドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手の入団会見が22日(日本時間23日)、ドジャースタジアムで行われた。20球団による激しい争奪戦の末に、入団を決めたのは大谷翔平投手、山本由伸投手らが所属するドジャースだった。会見で、その理由を明かした。
「どの球団もそれぞれ魅力はあったんですけど、いろんな話をした上で、総合的にドジャースが一番良かったという判断です」と語った。ドジャースの魅力について「一番はフロントの安定感かなと思います」と述べた。
さらに「今回の交渉では日本人が在籍しているかどうかは決断する上で重要視していませんでした」と説明。大谷選手も山本選手も素晴らしい選手ですし、それ以外にも素晴らしい選手はたくさんいますし。その選手とプレーできる楽しみはありますけど、まずはその舞台に立てるように」と語った。そして、「日本人を受け入れる環境があるかどうかは僕の中では大事だったかなと思います」と続けた。
佐々木は17日(同18日)に自身のインスタグラムでドジャースとの契約合意を発表。「とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります」と決意表明していた。
米スポーツ局「ESPN」によると、佐々木は1次選考を突破した8球団に「宿題」を課したとされており、内容は「昨シーズン、日本でなぜ速球(の平均球速)が落ちたか。その原因を突き止め、2度と起きないと保証するためのプランを提示してください」というものだったとされている。この点について「契約の条件であまり差がないので、限られた時間の中でより具体的にチームの条件などを理解したかったからです」と明かした。
また、米メディア「ジ・アスレチック」によると、最終候補まで残っていたとされるパドレスは、1000万ドル(約15億6300万円)を超える契約金を用意することに前向きだったが、650万ドル(約10億1600万円)でドジャースと契約を結んだ。
(Full-Count編集部)