ハム万波が他競技転向を考えた瞬間 感じた“絶望”「こんな恐ろしい世界でやっていけない」
万波中正が杉谷拳士氏のYouTubeに出演…小6時の衝撃体験を明かした
日本ハムでプレーした杉谷拳士氏が18日、自身のYouTubeチャンネルを更新。後輩の万波中正外野手との対談を公開した。2人はともに中学硬式野球の強豪「東練馬リトルシニア」出身で、万波は当時の衝撃体験を明かしている。
24歳の万波は、横浜高から2018年ドラフト4位で日本ハム入団。2023年に25本塁打を放ち、ベストナインに輝いたほか野球日本代表「侍ジャパン」に選出された。2024年は136試合で打率.252、18本塁打、60打点をマーク。2年連続でゴールデングラブ賞を受賞した。
日本球界屈指の外野手に成長した万波だが、小学6年の冬に衝撃体験をしたという。東練馬シニアの練習を体験した時のこと。打撃練習に臨んだが、3球でケージを出たという。ファーストスイングでバットの先端に硬式球が当たり、今までにない衝撃を両手に受けたそうだ。
「真冬の河川敷、初めての硬式、軟式出身なので手袋なし。もう、手がこんなになる。痛ってー」と身振りを交えながら当時を振り返った。さらに「俺は野球じゃない、バスケで行く」「こんな恐ろしい世界でやっていけない」と思ったという。
衝撃体験で野球をやめることも頭をよぎったという万波。それでも恩師の勧めなどにより東練馬シニアに入部し、3年時には中心選手としてリトルシニア日本選手権で4強入りするなど、羽ばたいていった。