DeNA復帰のバウアー、恋しい日本での生活「待ちきれない」…夢の沢村賞「成し遂げたい」
昨季はメキシカンリーグでプレー、年間最優秀投手賞を受賞
DeNAは27日、トレバー・バウアー投手と契約を結ぶことで合意したと発表した。この日行われたイベント「横浜DeNAベイスターズ 2025初春の集い」でファンの前で発表。ビデオメッセージで意気込みとDeNAへの思いを語った。全文は以下の通り。
バウアーの復帰が発表されると、会場のファンは拍手喝采。ビデオメッセージでは「今シーズン、再びベイスターズでプレーすることを伝えられて本当に嬉しいです。すごく久しぶりのような気がするし、みんなにとても会いたかった。前回日本にいた時は、全てを出し切ることができなかった気がする。最善を尽くしたけど、怪我をしてしまって、ファンの前でシーズンを通して投げられなかった。ポストシーズンで投げられなかったし、優勝もできなかった。今年はその全てを変えたい」と話した。
今回のイベントでは新たなホームユニホームもお披露目となった。「特にこの新しいユニホームを着てね。すごくかっこいい。横浜スタジアムで日本一のファンの前で、このユニホームを着るのが待ちきれないよ」と語った。
2年前は日本ファン向けのYouTubeチャンネルも開設し、話題となった。「みんながこのタオルを持って、振り回して、スタジアムにエネルギーが溢れる。試合後ファンの皆さんと一緒に勝利を祝って、ボールをスタンドに投げたり、ヒーローインタビューをすることは本当に楽しい。コミュニティのどこにいても、応援してもらえると感じたことをよく覚えているよ。駅で歩いていたり、ご飯を食べたりしているときにみんなに会って、みんなとても歓迎してくれたし、親身になってくれた。またその経験をするのが待ちきれないよ。そして一人の選手として、一番になるのが好きなんだ。ずっとトレーニングをしてきた。絶好調で、投手として、これまでで最高の状態だ」。
バウアーはレッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞を受賞。2年前も、サイ・ヤング賞と沢村賞のダブル受賞を夢に掲げていた。「僕にとって沢村賞とサイ・ヤング賞を取ることは本当に意味があることなんだ。それができたら野球人生の中で最高の栄誉だと思うし、今年はそれを成し遂げたいと思っている。でも何より横浜スタジアムでみんなに会えるのが待ちきれない。この新しいユニホームを着て、このタオルでチームを応援して、ファンのために優勝を勝ち取るんだ。またすぐに会いましょう。応援してくれて本当にありがとう。戻るのが楽しみで待ちきれないよ」と話した。
(Full-Count編集部)