大谷と共闘から1年半…低迷する34歳がたどり着けないメジャー 30発も今や昔、続く苦境
ラムは2016年に29本塁打→2017年は30HRでオールスター経験
ジャイアンツは27日(日本時間28日)、ジェイク・ラム内野手とマイナー契約を結んだと米紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が報じた。スプリングトレーニング招待選手としてキャンプに帯同し、メジャー昇格となれば100万ドル(約1億5000万円)に昇給となるという。2017年にオールスターにも選出された元有望株。しかし以降は厳しい戦いが続いている。
現在34歳のラムは2012年ドラフト6巡目でダイヤモンドバックスに入団した。強打が持ち味で有望株として評価され、2014年にメジャーデビュー。2016年には29本塁打、91打点と才能が開花し、翌2017年も30本、105打点を記録。オールスターにも選ばれた。
しかし2018年からキャリアが暗転する。左肩の故障もあって成績が下降し、2020年9月にメジャー出場全体の40人枠から外れるDFA(事実上の戦力外)を経験。その後はアスレチックス、ホワイトソックス、ブルージェイズ、ドジャース、マリナーズを渡り歩くと、2022年オフにはエンゼルスとマイナー契約。キャンプで結果を残し、故障者もあって開幕メジャー入りを果たした。
2023年5月3日(同4日)には大谷翔平投手(現ドジャース)が登板した敵地カージナルス戦で一発を放ったが、18試合で打率.216、2本塁打、OPS.612。この日を最後にメジャーで打席に立つことなく、マイナー降格とDFAに。昨季はメジャー契約なく1年を送った。果たしてキャンプでアピールし、2年ぶりに“表舞台”でプレーすることはできるだろうか。
(Full-Count編集部)