大谷元ライバル、浮上した900億円契約の可能性 米指摘、後押しする“好景気と好条件”

ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.【写真:ロイター】
ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.【写真:ロイター】

Bジェイズは3億4000万ドル(約529億円)の契約延長を打診も…

 このオフはフアン・ソト外野手が15年総額7億6500万ドル(約1190億円)でメッツと契約を結び、ドジャース・大谷翔平投手の10年総額7億ドル(当時1014億円)を超えるスポーツ史上最高額契約を手にした。そして2025年オフにFAを迎えるブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手も、超巨額契約を結ぶ可能性が指摘されている。

 米スポーツメディア「CBSスポーツ」は27日(日本時間28日)、「MLB延長契約候補」と題した記事を寄稿。10人の若手スターを特集した。ゲレーロJr.もその1人で、ブルージェイズにとって「ゲレーロは究極のターゲットで、3月に誕生日を迎えてもまだ26歳の生え抜きのスター選手だ。彼は2025年シーズン終了後にFAとなるため、球団側は契約をまとめようと急いでいる」としている。

 球団は3億4000万ドル(約529億円)の契約延長オファーを提示したと伝えられているが、「求めている金額には全く届いていない」として、ゲレーロJr.は拒否している。同メディアは「ゲレーロと代理人は、おそらくフアン・ソトがメッツと結んだ15年7億6500万ドルの契約を意識しているだろう。ゲレーロはソトほどではないが、2025年にソト並みの成績を残す可能性は排除しきれない。そして、ブルージェイズは何としても契約をまとめたい状況だ」と、残された猶予のなさも指摘している。

 また、近年は40歳前後まで続く大型契約は珍しくない。「CBSスポーツ」は仮定の話としてゲレーロJr.が39歳までの契約を想定。その場合、13年契約となり、「年俸を4500万ドル(約70億円)と仮定すると、総額5億8500万ドル(約910億円)だ」とする。しかし、球団の状況を踏まえると「14年契約で年俸5000万ドル(約78億円)近くになる可能性も十分ある。クレイジー? そうかもしれないが、20代半ばのスター選手が結ぶ契約はいつも予想より高額になる。昨年の今頃、ソトが5億ドル(約778億円)を超えるかどうか議論されていたことを思い出してほしい。ゲレーロの契約額を予想するとき、それより上を見積もるべきだ」と分析している。

 大谷によって契約の相場はいっきに跳ね上がり、1年後にはソトが最高額契約を更新した。果たして、天才ゲレーロJr.は彼らに匹敵するような契約を手にすることができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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