“最高契約”の韓国の至宝、母国はニンマリ 右肩故障も…視界に捉える154億円

レイズとの契約が報じられたキム・ハソン【写真:Getty Images】
レイズとの契約が報じられたキム・ハソン【写真:Getty Images】

「ジ・アスレチック」のFAランキングでは11位に入っていた

 遂に決まった去就に安堵が広がった。パドレスからFAとなっていたキム・ハソン内野手がレイズと合意したと29日(日本時間30日)、複数の米メディアが報じた。2年総額2900万ドル(約45億円)の契約で、1年目終了時にオプトアウト権がつく。韓国メディアも一斉速報で伝え、「史上最高契約だ!」「まだ高評価」と鼻高々の様子だ。

 キム・ハソンは2020年オフにパドレスに移籍し、2023年にはユーティリティ部門でゴールドグラブを獲得。2023年は17本塁打&38盗塁を記録し、昨季も11本塁打&22盗塁をマークした。しかし8月に右肩を負傷。プレーオフに出場できず、相互オプションを破棄してFAとなった。それでも、昨年11月に米スポーツメディア「ジ・アスレチック」が公開したFAランキングでは11位に選出された。

 記事では「健康なキムであれば、この冬の市場での遊撃手不足を考慮すると、6年契約で年俸3000万ドル(年俸=約46億6600万円、総額280億円)の巨額契約を獲得するかもしれない」と評価されていた。しかし、復帰時期が未定とあってメジャー球団は二の足を踏んだのか、なかなか契約できず。ジャイアンツやヤンキース、ブレーブスなどの噂が出た中で、あまり高額契約を結ばないレイズへの驚きの移籍となった。

 韓国メディアでは逸材のレイズ入りを速報。「スターニュース」は「キム・ハソンが一気にチーム最高年俸の選手になった」と伝えれば、「OSEN」は「韓国のスター、キムがレイズの最高額契約となった!」と報道した。キムの契約はレイズの球団FA史上5位、野手では最高額の契約となったという。また、「スポーツ朝鮮」は「キム・ハソンはまだ高評価『1年前だったら“9桁”契約』」とし、1億ドル(約154億円)の契約があったことを指摘している。

 同メディアはまた、「キム・ハソンの春は来る」として、今季好成績を残してオプトアウトをすれば、来オフのFA市場で再び高額契約を結べる可能性があることに期待した。果たしてキムは、“No.1評価”通りの活躍をフィールドで残すことができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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