大谷翔平、LAの消防署訪問で激励 山火事からの復興へ伝えた感謝…続ける善行

ロサンゼルスの消防署を訪問したドジャース・大谷翔平【写真提供:ドジャース】
ロサンゼルスの消防署を訪問したドジャース・大谷翔平【写真提供:ドジャース】

夕食会でメッセージ「複数の火災はロサンゼルス中心部に大きな打撃」

 ドジャース・大谷翔平投手が30日(日本時間31日)、球団の行う地域貢献活動で地元ロサンゼルスの消防署を訪問した。ロサンゼルスは先日発生した山火事により甚大な被害を受けており、大谷らドジャースの選手らが消火活動に当たっている消防士らを“激励”した。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者のX(旧ツイッター)は「ドジャースのショウヘイ・オオタニ、ベン・カスパリウス、エメット・シーハンは、本日(ロサンゼルス近郊の)パシフィック・パリセイズの消防士を激励した」と投稿。ユニホームを着用した大谷らが消防士らに囲まれている写真も添えた。また地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のビル・プランケット記者は「ショウヘイ・オオタニはツアーを回っている」として、消防車の運転席に座る大谷の写真を紹介した。

 ロサンゼルス近郊で続く山火事は、本拠地ドジャースタジアムに近い地域にも被害を及ぼしている。大谷は自身のインスタグラムに「LA Strong」の画像を投稿し、「LAでの火災にあたり私達のために戦い続けてくれている消防士の皆さんに心から感謝します。そうした消防士の方々や避難生活を余儀なくされている方々、支援の必要な動物達のために微力ながら50万ドル(約7800万円)を寄付させていただきます」と支援を表明した。

「またLos Angeles Dodgersは他競技のチームと共に協力してTシャツの販売などの支援活動を行っています。皆様ご検討いただけますと幸いです」と支援活動を紹介。「1日も早い復興を心より願っています」と願った。

 25日(同26日)には、全米野球記者協会ニューヨーク支部が主催する夕食会にもビデオメッセージを届け、「今年度のBBWAAの夕食会に参加できず、申し訳ございません。直近ロサンゼルスで壊滅的な火災が発生してしまったことで、私たち全員に影響を及ぼしてしまい、様々な理由で私と家族が出席することがとても困難になってしまいました」「直近に発生した複数の火災は、ロサンゼルス中心部に大きな打撃を与えました。しかし、できることの大小関係なく、僕たち全員が(復興活動に)参加しようとしています」と思いを明かしていた。

 大谷はこれまでも慈善活動を精力的に行っており、2023年11月には総数1万9525校、各小学校に3つずつグラブを寄贈。2024年1月には能登半島地震による被災地への支援として、球団が100万ドル(約1億5500万円)、大谷個人でも寄付(金額は非公表)することを発表した。また、ブランドアンバサダーを務める総合教育・生涯学習機関の株式会社ECCとは、2年連続で日本国内の学校に通う小学4年~高校3年生(2025年4月1日時点)を対象に、米国へのホームステイ&留学を招待する活動を行っている。

【実際の映像】超貴重!? 大型消防車を運転する大谷翔平…見事に乗りこなす

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