米レジェンドが忘れぬ日本での経験 一斉にお辞儀…電車大混乱「神のような存在」

2000年の開幕シリーズで来日したメッツ…当時の選手が回顧
2000年3月、東京ドームでメッツとカブスが開幕シリーズで戦った。当時メッツを率いたボビー・バレンタイン氏や中心選手だったマイク・ピアザ氏らが当時を回顧。日本での衝撃体験を明かしている。
メッツのPR担当ジェイ・ホロウィッツさんは、自身のX(旧ツイッター)を更新。「日本への旅は2000年のメッツメンバーにとってチームの絆が深まる経験でした。旅の目玉の1つは、マイク・ピアザがカラオケをしたことでした」と綴り、1月25日(日本時間26日)に開催されたメッツのイベント「Amazin’Day 2025」で実施されたトークショーの様子を投稿した。
当時の投手だったジョン・フランコ氏はバレンタイン氏について「日本では神のような存在だった。僕らが飛行機を降りると、誰もが彼(バレンタイン)にお辞儀していて……日本に行けたことは素晴らしかった。チームの絆が深まったし、ファンは素晴らしかったし、雰囲気も素晴らしかった」と振り返った。
内野手だったトッド・ジール氏は、ピアザ氏らと一緒に電車に乗った時について語った。「日本ではボビーだけでなく、マイクもかなりの有名人だった」と説明。車内で日本人乗客が押し寄せたことを明かした。それを聞いたバレンタイン氏は思わず「Bad idea(よからぬ考え)だぞ」とジョークを飛ばした。
「かなり興味深い経験だった。(乗客は)まるで戦場にいるかのようにマイクを囲んで、彼を角に立たせた。みんな彼に触りたがって、彼を追いかけて大騒ぎしていた」と当時の様子を述べた。ピアザ氏はメジャー通算2127安打、427本塁打を放った強打の捕手で、米野球殿堂入りも果たしている。ドジャース時代には野茂英雄氏とバッテリーを組んでおり、日本ファンにもおなじみだった。
ジール氏はさらに、カラオケ店を訪れたことも明かした。ピアザ氏はガンズ・アンド・ローゼスの曲を披露したといい、「彼はカラオケバーで解き放たれたんです」と25年前を懐かしんでいた。
(Full-Count編集部)
