大谷翔平、新投法に“試行錯誤”「感覚が良ければ変える」 投球時間制限は「多少ある」

アリゾナ州グレンデールの球団施設でキャンプイン
ドジャースの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、アリゾナ州グレンデールの球団施設で報道陣の取材に応じ、新たな投球フォームの狙いを語った。メジャー移籍後はセットポジションだったが、ノーワインドアップに変更。「練習の一環というのが強いです。実際にどう投げるかは決めてないですけど、感覚自体が良ければ、変えることもある」と試行錯誤している段階だと明らかにした。
ノーワインドアップは3日(同4日)からの自主トレ期間中から試し、この日も捕手役が座った状態で20球を投げた。「基本的には走者がいればセットポジションになるので。どちらも練習していく予定ではあります」と話した。
セットポジションに比べ、ノーワインドアップはピッチクロック対策にもなる。「多少はあります。もちろん余分に時間を取れるので。それよりも優先するのは投げやすさや動きやすさが大事になる。それが1球の質を高めていく」と狙いの一端を明かした。
この日、ロバーツ監督は2、3月のオープン戦で登板させないことを明らかにした。週末にはブルペン入りする予定となっている。「ピッチングはいいと思います。今日は寒かったですけど、ある程度、出力を出せて投げられたので。(ブルペンは)まだ強く投げるかは分からないですけど、傾斜で投げる感じはするかなと思います」と前を向いていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
