佐々木朗希の開幕第2戦は白紙か 上がらない球速…指揮官は強調「まだ決まってない」
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ロバーツ監督は開幕第2戦先発の白紙を強調「我々には選択肢がいくつかある」
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は1日(日本時間2日)、3月19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕2戦目の先発投手について、「今話し合っているところだ。本当にまだ決まってない。本当に」と明らかにした。
ロバーツ監督は2月12日(同13日)に佐々木が19日の第2戦で登板する見通しを示していた。佐々木自身も「なかなかメジャーでの開幕を日本で迎える機会はないと思うので、特別なことだと思いますし、そこに向けて頑張りたいと思います」と意欲。先発ローテ入りが確定しているグラスノーが15日の巨人戦、スネルが16日の阪神戦でそれぞれ先発することが有力に。佐々木が開幕第2戦で先発することは内定しているものと見られていた。
しかし、この日のロバーツ監督のトーンは違った。「東京では4試合ある。本拠地での開幕戦のことも含め、我々には選択肢がいくつかある。調整の強度の面や色々な点で、まだ多くの状況が起こり得る」と白紙であることを強調。佐々木は4日(同5日)のレッズとのオープン戦で2番手として救援する。アピール必至となりそうだ。
ホワイトソックス打者に対して登板した25日(同26日)のライブBPでは3イニング相当を投げ、38球2安打1本塁打、1奪三振1失点だった。球速は「90マイル中盤だった」(ロバーツ監督)とし、160キロ超の剛速球を持つ右腕にしては、まだ走っていなかった。
4日のレッズ戦では3、4イニングを投げる予定だ。ロバーツ監督は「強度を上げる面での部分の方が重要だ。最初から言っていることだが、彼は完成品ではない。非常に才能のある選手だ」と期待を込めた。次戦で当確ランプを灯したいところだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
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