大谷翔平「まだ上のアプローチができる」 初打席1号も飽くなき向上心…一問一答

エンゼルス戦後に取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
エンゼルス戦後に取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

初回先頭で菊池雄星から左越えソロなど3打数1安打1打点

【MLB】ドジャース ー エンゼルス(日本時間1日・アリゾナ)

 ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間3月1日)、アリゾナ州グレンデールで行われたエンゼルスとのオープン戦に今季初出場。花巻東の先輩・菊池雄星投手からいきなり先頭打者弾を放つなど3打数1安打1打点だった。交代後の一問一答は以下の通り。

――初出場を終えて。
「スケジュール通り今日3打席立ったので、それが一番かなと思いますし。ある程度、球数も見られてスイングもしながら。空振りも問題なかったので、いい一日だったと思います」

――左肩手術してスイング軌道は。
「体の状態と動き方は比例してくると思うので。外旋がもうちょっと出てくればスイング自体も、もっともっとスムーズになってくると思うので。今日は違和感なくできましたし、明日の反応を見ながら、またリハビリもしていきたいなと思っています」

――菊池雄星に対して好成績を残している。
「たまたまだと思います」

――5回の空振り三振した後に左肩を気にしていた。違和感はあるのか。
「違和感はないですけど、1打席1打席チェックしながら、最後は特にタイミングがちょっと遅れ気味の空振りではあるので、そこも含め問題なかったので良かったかなと思います」

――打席を重ねて肩の状態をチェックするのか。
「そうですね。チェック自体は練習からやっていますけど、試合のレベルになると違う出力が入ると思うので。動きのチェックと体の反応のチェックが必要かなと思います」

――必要な打席数、試合数は。
「昨年も今年もちょっと遅れてはいるので、それを踏まえても50打席くらい立てれば。トラジェクト(アーク)も含めて立てればいいかなと思います」

――外旋が出てくればというのはスイング軌道が理想ではないのか。
「ちょっとしたズレというか、肩だけの問題ではない。毎年1打席目に完璧に軌道に入っていくこと自体ないですし。徐々に理想の軌道にしていくのがこの期間だと思うので」

菊池雄星から本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
菊池雄星から本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

体重は「シーズン中に関しては落ちるくらいなら増えるほうがいい」

――これだけ結果を出しても満たされていない。成功はどこ。
「自分のレベルによっても違うと思いますし、ステージのレベルによっても目標の数字は変わってくると思うので。数字よりかは、やっぱり最終的にどれだけ多くスキルだったり、フィジカルのレベルを現役のうちに獲得できるかが一番だと思うので。やりきったと思うことは多分ないと思いますけど、そこが一番。感覚的な部分では」

――まだ満足できていない。
「そうですね。ピッチングに関しては今回まだ復帰していないですし、バッティングもまだまだ上のアプローチができるんじゃないかと思っているので。そこを納得できるまでやっていくとは思っています」

――本塁打はフルカウントから逆方向に。どんな意識で。
「3-2だったので単純にストライクだったら振るし、ボールなら見逃す。それだけを考えていました」

――投球スタイルは新しいものを模索するのか。良かったときに近づけるのか。
「どうなんですかね。怪我を恐れてパフォーマンスを落とすことは多分ないと思うので。そのために手術をしたっていうところもありますし。手術する前も言いましたけど、93とか4マイルくらいだったら、ある程度、(靭帯が)切れていて、痛みなく投げられる感覚があったので、そこで満足することなくというか。どれだけうまくなれるかだと思うので、その中の手術をしたっていう捉え方かなと思います」

――佐々木朗希が結婚発表の際に報告して驚かれたと言っていた。
「びっくりはしましたね。マッサージを受けている時に言われたので、嘘かなと思いましたけど、本当だったのでおめでとうという感じでした」

――夫婦の先輩としてアドバイスは。
「先輩と言っても1年しか変わらないので。あまり言うことはないかなと思います」

――栄養とか食事とか今年変えたことは。
「スプリングトレーニング中はそんなに連戦するわけでもないですし、そこまで疲労が溜まっていくまではやらないので、あまり体重が落ちる心配はしていない。シーズン中に関しては落ちるくらいなら増えた方がいいなという考えです。基本的には摂取カロリーの方が多いように。基本的なことですけどね。そこは絶対かなと思います」

(Full-Count編集部)

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