藤浪晋太郎「失敗を生かさないと」 課題の制球は“9/14”…最速159キロは「良かった」

ガーディアンズとのオープン戦に救援登板したマリナーズ・藤浪晋太郎【写真:小谷真弥】
ガーディアンズとのオープン戦に救援登板したマリナーズ・藤浪晋太郎【写真:小谷真弥】

1回1安打無失点と好リリーフ、オープン戦防御率13.50に

【MLB】マリナーズ 7ー2 ガーディアンズ(日本時間4日・アリゾナ)

 マリナーズとマイナー契約の藤浪晋太郎投手は3日(日本時間4日)、アリゾナ州ピオリアで行われたガーディアンズとのオープン戦に7回から救援登板。最速98.8マイル(約159.0キロ)を記録するなど、1回1安打無失点だった。「良かったんじゃないですか。ミットに集中できてましたし、ゾーンでたくさん(勝負)できていたんじゃないかと思います」と振り返った。

 3-2で迎えた7回からマウンドへ。先頭・ノエルを遊ゴロに。続くマルティネスに遊撃内野安打で出塁を許したが、ロドリゲスを遊ゴロ、ブリトーを中飛と後続を断ち切った。14球でストライク9球と課題の制球も安定し、「どっちも良かったですね。フォーシームも変化球も。キャッチャーミットに集中することがしっかりできた。バランスも良かった」と充実した表情だった。

 前回2月27日(同28日)のジャイアンツ戦では2/3回で1安打1奪三振、3四死球4失点と乱調だった。「前回よくなかったので、失敗を生かさないといかない。悪かったわけではないが、たまたまコーチとミーティングもあった。その中で考えや思考をまとめながら。何をするべきかを明確にした」。

 メッツに所属していた昨季はオープン戦5試合登板で0勝1敗、防御率12.27と結果を出せず、3月下旬にマイナー降格した。「状態はいいので。前回は良くなかったが、失敗を生かせたのは良かったと思います。段階を踏めているというか、ビルドアップできているのはいいのかなと思います」と前を向いていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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