ド軍去った右腕の“葛藤” 世界一→再契約叶わず敵として再会「色々な感情が」

カリフォルニア出身のフラハティ、違うユニホームで凱旋へ
昨季後半にドジャース先発投手陣の柱となり、今季はタイガースでプレーするジャック・フラハティ投手が、今月末から敵地ロサンゼルスで行われる開幕3連戦で、古巣ドジャースとの対戦に闘志を燃やしている。米メディアに「色々な感情が混ざると思う」と心境を語った。
ドジャースは18、19日に東京ドームで行われるカブス戦で開幕を迎えた後、27日(日本時間28日)から本拠地ドジャースタジアムでタイガースとの3連戦を迎える。第2戦で先発が予定されているのが、米カリフォルニア州出身で、幼い頃からドジャースファンだったフラハティだ。
米スポーツ局「MLBネットワーク」は3日(同4日)、フラハティへのインタビュー動画を公開。故郷で古巣相手に投げる意気込みについて問われたフラハティは「(普段とは)違う感じになるだろう。奇妙に感じたり、楽しみであり、ワクワクもするだろう」と表現。「色々な感情が混ざると思う。あそこで投げること、そして彼らと対戦できることはいつだって楽しいことだよ。ドジャースタジアムはインクレディブルな場所なんだ」と語り、戦いを心待ちにしている様子だった。
昨季はタイガースで開幕を迎え、7月にドジャースへ移籍。両球団で合計13勝7敗、防御率3.17をマークし、ワールドシリーズでも先発登板を果たした。オフにFAとなり、再契約を熱望していたが交渉は難航し、タイガースと2年3500万ドル(約52億2100万円)で契約を結んだ。昨日の友が今日の敵となる世界で、強力打線を相手にどのような投球を見せてくれるのか。ドジャースのファンにも楽しみな一戦となりそうだ。
(Full-Count編集部)
