阪神戦力外→中日入りで「人生変わった」　元本拠地で衝撃弾、30歳に高まる“下剋上”

中日の板山が阪神相手に豪快弾

　中日の板山祐太郎外野手が元本拠地の甲子園で躍動した。5日の阪神戦に「3番・三塁」で出場し初回に先制ソロ。「人生変わったように見える」「2桁も狙えるんじゃないか？」とファンも注目した。

　挨拶代わりの一発だった。初回2死で迎えた第1打席。先発デュプランティエの外角高めのカットボールを思い切り振り抜いた。打球は右翼席に着弾。球場が騒然となった。

　2015年ドラフト6位で阪神に入団。強打の外野手として期待されたが、レギュラー定着とはいかず2023年オフに戦力外通告を受けた。その後、中日と育成契約。支配下登録されると昨季は自己最多65試合に出場した。

　オープン戦打率は4打席終了時点で.143ながら、パンチ力ある打棒にファンも注目。「板山ってほんとできる男だよね」「板山すげえな」と今季の活躍を期待していた。