大谷が10号2ラン 2桁本塁打&2勝以上はB・ルース以来97年ぶり、史上4人目
打球角度36度で高々と舞い上がる、史上4人目&7度目の偉業
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)の敵地インディアンス戦に「3番・DH」でスタメン出場し、メジャー1年目で2桁到達となる先制10号2ランを放った。
メジャー初の3番で3試合ぶりにスタメン出場となった大谷。初回1死一塁で迎えた第1打席で1ストライクから右腕クレビンジャーの96マイル(約154キロ)の速球を叩いた。平凡なレフトフライかと思われたが、打球はグングンと伸びてレフトスタンドへ到達。先制弾となった。
MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」のデビッド・アドラー記者によると、打球速度は102.6マイル(約165.1キロ)。発射角度36度と高々と舞い上がった打球で、大谷にとっては敵地で初の本塁打となった。
メジャー1年目での2桁本塁打は2001年の新庄剛志(メッツ、10本)、2003年の松井秀喜(ヤンキース、16本)、2005年の井口資仁(ホワイトソックス、15本)、2006年の城島健司(マリナーズ、18本)、2008年の福留孝介(カブス、10本)、2012年の青木宣親(ブルワーズ、10本)に続いて日本人7人目となった。
米メディア「スポーティング・ニュース」で記事を書くライアン・M・スピーダー記者はツイッターで「エンゼルスのショウヘイ・オオタニは1921年のベーブ・ルース以来初めてとなる2桁本塁打、2勝以上を記録した選手となった」と伝えた。同記者によると、メジャー史上ではハリー・リチャードソン(1886年)、ジミー・ライアン(1887年、1888年)、ベーブ・ルース(1918、1919、1921年)以来4人目、7度目の偉業となった。
(Full-Count編集部)