小笠原慎之介は「開幕を3Aで迎えるだろう」 7.56の厳しい現実…米メディアも辛口

11日マーリンズ戦は4回途中5失点(自責3)…OP戦の防御率7.56
【MLB】マーリンズ 10ー5 ナショナルズ(日本時間11日・フロリダ)
ナショナルズの小笠原慎之介投手が10日(日本時間11日)、マーリンズとのオープン戦に先発したが、3回2/3を投げ7安打5失点(自責3)と打ち込まれた。オープン戦の防御率は7.56。苦闘が続く27歳左腕に米メディアも辛口評価で「開幕を3Aで迎えるだろう」と占った。
初回2死からノービーにソロを被弾。その後も立て直せず、2回に適時打、3回に2点打、4回に適時打を浴びた。オープン戦初登板だった2月23日(同2月24日)のメッツ戦では1回1安打無失点に封じたが、2月28日(同3月1日)のメッツ戦では2回途中4安打4失点で降板。5日(同6日)のマーリンズ戦は3回途中4安打2失点で、3試合連続で複数失点を喫した。
厳しい現実に、米メディアも辛辣だ。「NBCスポーツ」系メディア「Rotowire」は「今キャンプで一番酷い登板だった。ナショナルズのローテーションに値する投手へと、出来る限り最善を尽くしているが、27歳にとって理想的な登板とはいかなかった」と伝えた。
さらに「今キャンプでマイケル・ソロカが素晴らしい成績を残したことで、オガサワラの開幕ローテーション入りの可能性が消えた。オガサワラ自身も苦戦しており、膨れ上がった防御率は間違いなくローテーション入りへ助けとなる要素ではない」とも報じた。小笠原らとローテを争う存在である27歳右腕のソロカはここまで2登板で防御率1.29をマークしている。
MLB公式サイトでナショナルズ番を務めるジェシカ・カメラト記者は開幕ローテにジェイク・アービン、マッケンジー・ゴーア、マイケル・ソロカ、ミッチェル・パーカー、トレバー・ウィリアムスの5投手を挙げ、「2人の投手が3Aロチェスターにオプション(降格)するかもしれない。今のところDJ・ハーツとシンノスケ・オガサワラはシーズン開幕を3Aで迎えるだろう」と占った。
ポスティングシステムを利用し、2年350万ドル(約5億5000万円)で今年1月にナショナルズに入団した小笠原。いきなり試練に見舞われている。
(Full-Count編集部)
