ヤ軍481億円男「怪我の状態は深刻」 日常生活にも支障…シーズン全休の可能性も示唆

ヤンキースの大砲スタントン…復帰時期は未定
スプリングトレーニング前から両肘の痛みに悩まされているヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手は、もし手術となれば今季中の復帰は絶望の可能性があると語った。8日(日本時間9日)にMLB公式サイトのヤンキース番ブライアン・ホック記者が伝えた。
スタントンは両肘の状態が芳しくなく、スイングもできない状態だった。2月24日(同25日)にキャンプを離脱し、ニューヨーク市内で両肘にPRP注射(血小板を利用した治療法)を受けた。全治は未定となっているが、米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は最短4月末の復帰が「最良のシナリオ」と指摘している。ホック記者によると握力に影響が出ており、日常生活で物を拾い上げることにも苦労しているという。
ホック記者は「両肘の怪我の状態は深刻だと考えられていると、ジャンカルロ・スタントンは語った」と報道。「そしていつ野球に関する活動を再開できるかは定かではないとしている。もし手術が必要となれば、シーズン終了になるだろうと彼は語った」と伝えた。スタントンはニューヨークで11日間を過ごした後、7日(同8日)にヤンキースのキャンプに復帰し、10日(同11日)に3度目のPRP注射を受ける予定だという。現状に本人は「まずこの治療を終わらせてから、考えていく。間違いなくこの状況は嫌な感じだ」と心境を明かしている。
スタントンは2014年オフ、マーリンズと13年総額3億2500万ドル(約481億円)の契約を結び、2018年にはヤンキースに移籍。低迷が続いていたが、昨年は引き締まった肉体でキャンプインし話題に。2023年シーズンよりも成績を向上させ、リーグ優勝決定シリーズでは4本塁打を放つなど、15年ぶりとなるワールドシリーズ進出に貢献していた。通算429本塁打のスラッガーの早期復帰が待たれる。
(Full-Count編集部)
