元ド軍有望株が「もう終わってしまった」 相次ぐ負傷者に米嘆き「代償払うことに」

ドジャースのマイケル・グローブ【写真:ロイター】
ドジャースのマイケル・グローブ【写真:ロイター】

昨季39登板のマイケル・グローブが今季絶望か

 ドジャースの有望株が、開幕前に今シーズン終了の見通しとなった。昨季のポストシーズンでも登板したマイケル・グローブ投手が右肩の手術を受け、今季中の復帰が絶望になったと、米メディアが9日(日本時間10日)に報じた。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でドジャース番を務めるファビアン・アルダヤ記者が同日、自身のX(旧ツイッター)に「クラブハウスにいたマイケル・グローブは今朝三角巾姿だった。肩の手術を受けたグローブは、シーズン終了となる」と伝えた。

 同記者の投稿を引用する形で、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」も同日、「マイケル・グローブのシーズンはもう終わってしまった」と報じた。2週間前の囲み取材でもデーブ・ロバーツ監督が、グローブは負傷者リスト(IL)入りした状態で開幕を迎えることを明かしていたという。同記事では「ポストシーズンの代償を払うことになった。違和感を感じている状況で(手術をせずに)復帰しようとしたか、検査を受けたあと新たな問題が発生したがわからないが、残念ながら2026年まで復帰は延期となる」と、この手術で今季は全休となる見通しを示した。

 28歳のグローブは昨季、中継ぎを中心に39登板で51イニングを投げ、4勝4敗、防御率5.12を記録。昨年のナ・リーグ地区シリーズ第2戦でも登板したが、その試合直後に肩の怪我でメンバーから外れていた。

 ドジャースは昨季の終盤から投手陣に故障者が続出。昨季チーム最多の18セーブを挙げたエバン・フィリップス投手が開幕に間に合わない可能性が伝えられており、ブルスダー・グラテロル投手も右肩の手術で大幅に出遅れる見通し。同記事は「10人の投手がシーズンをILで開幕する見込みだ。(グローブという)イニングイーターを失ったことで、ドジャース投手陣の層がまた薄くなった」と指摘した。

(Full-Count編集部)

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