戦力外→セ移籍で“変貌” 26歳が「ロマンの塊」…刻むゼロ行進「楽しみすぎる」

今季から登録名を「中川颯」から「颯」に変更
2度の戦力外を経験した「ハマのサブマリン」が、今年も上り調子だ。DeNAの颯投手が、オープン戦でこれまで4試合無失点。今季から登録名を「中川颯」から名前のみに変更し、気持ちも新たに大ブレークを狙う。
オープン戦では、いずれもセ・リーグの計4球団を相手に投げ、4回を無失点。8日の阪神戦では1点リードの最終回に登板し、先頭打者からスライダーで空振り三振を奪うと、落ち着いた投球内容で無安打に抑え、セーブを記録した。
2020年ドラフト4位でオリックスに入団。プロ2年目の2022年オフに戦力外通告を受け、育成契約に。2023年オフに2度目の戦力外通告を受け、DeNAが支配下選手登録で獲得。移籍1年目の昨季は29試合で3勝0敗1セーブ、5ホールド、防御率4.42を記録した。シーズン途中に中継ぎに配置転換されると、安定感を増した。
サブマリンが地元・横浜で迎える2年目のシーズンに、SNSでは「いい感じ」「ロマンの塊」「投球フォームの流れるような美しさ」「楽しみすぎる」「回跨ぎ余裕の体力オバケ」「今年の8、9回は颯・ヤスアキ・森原で回せそうやね」など、さらなる浮上に期待が寄せられている。