大谷翔平、初のABSチャレンジ成功 ストライク判定をボールに覆す…観客も拍手

ガーディアンズ戦に「1番・指名打者」で先発出場
【MLB】ドジャース ー ガーディアンズ(日本時間12日・アリゾナ)
ドジャース・大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、アリゾナ州グレンデールで行われたガーディアンズとのオープン戦に「1番・指名打者」で先発出場し、第1打席は四球で出塁した。
2球目の高め直球を見送ると、球審はストライクを宣告。すぐさまABSチャレンジを求めた。地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」によると、1.5インチ(約3.8センチ)高めに外れたようで、判定はボールになった。その後も落ち着いてボールを見極めて、四球を選んだ。直後、2番のトミー・エドマン外野手の2ランで先制のホームを踏んだ。
MLBは今春のオープン戦の約6割で、日本では“ロボット審判”と呼ばれるABSを試験的に導入することを決定。ABSは2021年からマイナーリーグで試験的に導入され、2022年には3Aでも運用されている。原則は球審がストライクとボールの判定をするものの、投手、捕手、打者はABSシステムに異議申し立てをする権利がある。両チーム1試合につき2度のチャレンジ権が与えられ、成功した場合はその権利をそのまま維持できる。審判はイヤーピースを着け、チャレンジがあった場合はすぐに映像解析システム「ホークアイ」のABSシステムによる判定を確認できることになっている。
8日(同9日)のホワイトソックス戦では「1番・指名打者」で先発出場し、空振り三振、見逃し三振、四球で2打数無安打。オープン戦5試合目で初のノーヒットとなっていたが、10日(同11日)のダイヤモンドバックス戦で3打数1安打を放ち、打率は.356となっていた。
投手としては本格的な調整を中断することが決定。ブルペンでの投球練習は3月18、19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕2連戦を終えて米国に戻ってから再開する。
(Full-Count編集部)
