大谷翔平は審判にも「脅威を与える」 流石の1/1…新ルール即対応に「できないことある?」

大谷翔平が初のABSチャレンジに成功
【MLB】ドジャース ー ガーディアンズ(日本時間12日・アリゾナ)
“ロボット審判”の活用で、チームに流れを引き寄せた。ドジャース・大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、アリゾナ州グレンデールで行われたガーディアンズとのオープン戦に「1番・指名打者」で先発出場し、第1打席は四球で出塁した。
2球目の高め直球を見送ると、球審はストライクを宣告。すぐさまABSチャレンジを求めた。地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」によると、1.5インチ(約3.8センチ)高めに外れたようで、判定はボールになった。その後も落ち着いてボールを見極めて、四球を選んだ。直後、2番のトミー・エドマン外野手の2ランで先制のホームを踏むなど、初回12人で6点を奪う猛攻に貢献した。
地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」では、実況のティム・ネバレット氏が「彼はストライクゾーンを把握しています」と説明すると、解説のリック・マンデー氏「そうですね。いい兆候です」と頷いた。
ドジャース専門サイト「ドジャー・ブルー」でも「オオタニはストライクゾーンを把握している。彼はチャレンジをし、成功させた」と言及。これにはファンも「オオタニがチャレンジをした?」「俺たちのオオタニが初チャレンジで成功したね」「大谷サーン初チャレンジ成功」「さすがの選球眼」「これめっちゃ良かったですね!」「これいいね!」「日本もやろう!」などの反響が集まった。
MLBは今春のオープン戦の約6割で、日本では“ロボット審判”と呼ばれるABSを試験的に導入することを決定。ABSは2021年からマイナーリーグで試験的に導入され、2022年には3Aでも運用されている。原則は球審がストライクとボールの判定をするものの、投手、捕手、打者はABSシステムに異議申し立てをする権利がある。両チーム1試合につき2度のチャレンジ権が与えられ、成功した場合はその権利をそのまま維持できる。審判はイヤーピースを着け、チャレンジがあった場合はすぐに映像解析システム「ホークアイ」のABSシステムによる判定を確認できることになっている。
さらに「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏も反応し「ショウヘイにできないことはある?」「(大谷は)打者にも、投手にも、審判にも脅威を与える」と自身のX(旧ツイッター)に綴っていた。