阪神新人に米が思わずポロリ「えげつない」 育成→即支配下…剛球連発で圧巻の3K

カブス戦に登板した阪神・工藤泰成【写真:THE ANSWER/中戸川知世】
カブス戦に登板した阪神・工藤泰成【写真:THE ANSWER/中戸川知世】

阪神の育成ドラフト1位入団の工藤がカブス戦で持ち味を発揮した

 阪神の育成ドラフト1位の工藤泰成投手(特島インディゴソックス)が15日、カブスとのプレシーズンゲームに登板。2人の走者を背負うが最速156キロを計測するなど剛球連発で、1イニングのアウトをすべて三振で奪い、米実況も「えげつない……」と本音を漏らしていた。

 7回から3番手で登板。先頭のイアン・ハップ外野手への初球は、いきなり96マイル(154キロ)を計測。解説のジム・デシェーイズ氏は「生き生きとした球ですね」と称賛すると、実況を務めるアレックス・コーエン氏も「間のとり方がマサヒロ・タナカを思い出させます」と続けた。150キロ超の剛球と落差のあるフォークボールのコンビネーションで空振り三振を奪った。

 続いて鈴木誠也外野手と対戦。外角低めへの直球をうまく合わされて三遊間を抜く左前打とされたが、最速156キロをマークするなど力のあるボールを投げ続けた。コーエン氏は「クドウは軽々97マイル(約156.1キロ)を計測しました。ゆっくりとしたモーションから剛速球がきます」と評価。カブス攻撃時には鳴り物応援がないこともあり「静かな東京ドームにボール(がミットに吸い込まれる音)が響き渡っています」と伝えた。

 メジャー球団相手に1回1安打1四球も3奪三振の無失点。最速159キロを誇る23歳は秋田の明桜高、東京国際大を経て2024年に四国IL・徳島に入団。8勝を挙げて最多勝を獲得し、阪神から同年の育成ドラフト1位指名を受けた。ドラフト時から鍛え上げれた筋肉と肩幅が話題を呼び、今月7日に支配下選手に登録された。

(Full-Count編集部)

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