グラスノーが才木を称賛「とてもいいね」 試合後には“宝刀”伝授「私も質問したかった」

試合後には才木がグラスノーに“質問”
阪神・才木浩人投手が16日、東京ドームで行われた「MLB 東京シリーズ by Guggenheim プレシーズンゲーム」のドジャース戦に先発し、5回1安打無失点の快投を披露した。試合後、ドジャースのタイラー・グラスノー投手は「ベリーグッド。とてもいい投手。安定している。高めにいい速球を投げることができる」と“虎のエース”を称えた。
才木は2023年3月のWBC強化試合で、大谷翔平投手に“膝つきホームラン”を打たれており、そのリベンジにも注目が集まった。第1打席はフォークボールを3球続けて空振り三振。第2打席は152キロの直球で中飛に抑えた。
MLB公式サイトのデータサイト「ベースボール・サバント」では、ボールの回転数も公開されており、大谷の第2打席では投じた直球がMLBトップクラスの2700回転超えと、力が入っていた。フレディ・フリーマン内野手やテオスカー・ヘルナンデス外野手ら主軸の打者からも空振り三振を奪うなど、ポテンシャルの高さを見せつけた。
試合後の集合写真撮影の後には、同戦で6回から4イニングを投げたグラスノーとグラウンド付近で、ボールを持って通訳を交えて会話していた。グラスノーは「カーブの握り方についてだよ」と、自らの武器のコツを、同じ長身右腕の才木に伝授したという。「握り方や力の入れ具合を伝えた。時間があったら、私からも質問したかったよ」と振り返った。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)
