大谷翔平、日本開幕戦でマルチ安打 ド軍逆転勝ち…山本由伸は1失点好投で今季初勝利

大谷は5打数2安打2得点で打率.400、ド軍は4得点で逆転勝ち
【MLB】ドジャース 4ー1 カブス(18日・東京ドーム)
ドジャースの大谷翔平投手は18日、東京ドームで行われたカブスとの開幕戦に「1番・指名打者」で先発出場。5回の第3打席で今季初安打となる右前打を放つと、9回には右翼線二塁打。チームの逆転勝ちに貢献した。5打数2安打2得点で打率.400。山本由伸投手は5回3安打1失点と好投し、今季初勝利を挙げた。
乾いた打球が東京ドームに響く。大谷の弾丸ライナーは一、二塁間を破った。1点を追う5回無死一塁、今季3打席目で生まれた今季初安打。一塁ベースに到達すると、ウッドワード一塁コーチとのヘッドバンプ、ヒップロックも決まった。
同一、三塁にチャンスを広げ、エドマンの同点打と敵失による勝ち越し点を演出した。9回先頭には元広島で昨季チームメートだったブレイシアから右翼線二塁打。意外にも開幕戦での長打はメジャー自身初。開幕戦でのマルチ安打は昨季に続いて2年連続2度目だ。テオスカー・ヘルナンデスの左前適時打でダメ押しの4点目のホームを踏んだ。
ベッツは体調不良で米国へ帰国。当初は「3番・一塁」で先発予定だったフリーマンは、試合開始直前に先発メンバーから外れた。MVPトリオの中で唯一の出場となったが、打線の核として存在感を発揮。開幕戦勝利にきっちり貢献した。
昨年11月に左肩の手術を受け、投手としての本格的な調整を中断。東京シリーズでは打者に専念となった。投手としては慎重に調整を進めている中で、右前打は打球速度107.4マイル(約172.8キロ)、右翼線二塁打は107.8キロ(約173.5キロ)を記録。左肩手術の影響を感じさせないフルスイングだった。
カブス・今永昇太との対決は、初回先頭は二ゴロ。3回1死は二直だった。2番手の右腕ブラウンと対した6回2死一、二塁は空振り三振に倒れた。開幕戦で安打を記録するのは、エンゼルス時代の2023年から3年連続5度目となった。
山本由伸は5回3安打1失点と好投した。最速98.1マイル(約157.9キロ)とフォーシームが走り、4三振を奪った。一方の今永は4回無安打無失点。4四球を与え、69球での降板となった。
19日の開幕第2戦はドジャース・佐々木朗希がメジャーデビュー戦に臨む。デビュー戦初勝利となるか注目が集まる。
(Full-Count編集部)
