転倒する前田健太を横目に… 大谷の元女房役が強肩発動「だから彼を獲得した」
ドジャース戦の3回にバーンズの盗塁を阻止
エンゼルスで大谷翔平投手の女房役として、日本でも広く名前が知られるようになったマーティン・マルドナード捕手。7月にトレードとなり、2年連続でのワールドシリーズ制覇を狙うアストロズへと移籍したが、その強肩で新天地のファンの心を鷲掴みにした。
4日(日本時間5日)に行われた敵地でのドジャース戦。3回無死一塁の場面で、マルドナードの強肩が発動した。打席にいたのは、この日先発だったドジャースの前田健太投手。1ボール1ストライクからの3球目に、一塁走者のオースティン・バーンズがスタートを切った。
バントの構えからヒッティングに切り替えた前田は豪快に空振り。さらにバランスを崩して、その場で大きく転倒した。マルドナードはそんな前田に気を取られることなく、矢のような送球を二塁へ。際どいタイミングだったが、間一髪のところでバーンズをアウトとした。
試合を中継していた「AT&Tスポーツネット」の実況トッド・カラス氏は「マルドナード、なんという送球でしょう!」とその強肩ぶりに驚愕。さらに「マエダはスイングして倒れました。ランスのリアクションがいいですね。この試合に入った時点で、マルドナードの盗塁阻止率は42.3%でした。そして今日も阻止しました。見ていて楽しいですね」とまくし立てた。
このマルドナードの“キャノン砲”をアストロズの公式ツイッターも映像で紹介。新戦力の強肩に、アストロズファンからもマルドナードの加入を歓迎するコメントが並んだ。
「だから彼を獲得したんだ!」
「マエダはとてもドラマチックだね」
「素晴らしい強肩!」
「これ大好き!」
「これは面白い」
「バッグス・バニーを見ているのかと思った」
「これはトルネードスイングだね」
アストロズの2年連続世界一のために、トレードとなったマルドナード。大谷の二刀流をサポートした男は、新天地でもチームに欠かせぬ存在となっているようだ。