レ軍右腕が投じたスタントン斬りスライダーにヤ軍ファン白旗「ゲームオーバー」
レイズからレッドソックスへトレードとなったイオバルディ
並み居る好投手たちが、切れ味鋭い変化球を武器とするメジャーリーグの舞台。アメリカンリーグ東地区でヤンキースに8.5ゲーム差をつけて首位を快走するレッドソックスのネイサン・イオバルディ投手が投じた、まさに滑るようなスライダーが脚光を浴びている。
4日(日本時間5日)に本拠地で行われたヤンキース戦。レイズからトレードでレッドソックスへと移籍したイオバルディ。移籍後2試合目の先発のマウンドに上がると、8回を投げ、強打のヤンキース打線をわずか3安打に封じる好投。宿敵を無失点に抑え、直接対決でチームを勝利に導いた。
このファン垂涎のスライダーは初回、ヤンキースの主砲ジャンカルロ・スタントンへと投じられた。2ボール2ストライクからの5球目。投じられた86.7マイル(約139.5キロ)のスライダーはストライクゾーンから急激な変化を描いて、外角へのボールゾーンへと滑っていった。
打席のスタントンのバットはものの見事に空を切った。スイングの途中からは、その急激な変化に半ば諦めかけたような力のない振りに。この1球の映像をMLB公式ツイッターが紹介すると、ファンからもコメントが相次いだ。
「わかったよ、ヤンキースはダメだ。ゲームオーバーだ」
「スタントンらしい三振だった」
「イオバルディは正に必要な選手だ。毎回試合を作れるクオリティスターター」
「ヤンキースはとてもショックだね。帝国の崩壊だ」
「イオバルディはレッドソックスへの素晴らしい補強だった」
「えげつない!」
「あの球を彼が打つのは不可能だ」
「レッドソックスのローテーション2番手」
「ハップより良い」
「いやらしい」
レイズでは3勝4敗、防御率4.26だったイオバルディだが、レッドソックス移籍後はいまだに失点しておらず、15イニング連続無失点で2戦2勝。世界一の座を目指すレッドソックスにとって、価値ある補強となっている。