スタントン、打球速度196キロの衝撃弾 “史上最速”の弾丸ホームランに

レンジャーズ戦で本塁打を放ったヤンキース・スタントン【写真:Getty Images】
レンジャーズ戦で本塁打を放ったヤンキース・スタントン【写真:Getty Images】

今季打球速度トップ10はヤンキース勢が独占

 ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手が9日(日本時間10日)の本拠地レンジャーズ戦で打球速度196キロの“史上最速アーチ”をかけた。

 衝撃的な一撃は、2点リードの5回1死。右腕フラドの内角への91.1マイル(約146.6キロ)をフルスイングした。打球角度17度と低い打球は一直線で左中間席へ。3試合連続弾となる28号ソロは飛距離449フィート(約136.8メートル)の一撃となった。

 注目は打球速度。121.7マイル(約195.85キロ)を計測し、自身と同僚のゲーリー・サンチェスが記録していた今季最速121.1マイルを0.6マイル上回ってトップに。マーリンズ時代の昨季には122.2マイル(約196.66キロ)の単打をマークしたスタントンだが、スタットキャストが導入された2015年以降の本塁打としては史上最速となった。

 驚くのはそれだけではない。大リーグ公式サイトのマイク・ペトリエロ記者によると、今季の打球速度10傑のうち、スタントンがさらに7つ、ジャッジとサンチェスが1つずつ入り、トップ10をヤンキース所属選手で独占した。ヤ軍打線のニックネーム「ブロンクス・ボンバーズ」の名に恥じない破壊力と言えるだろう。

 この日の本拠地レンジャーズ戦では5本塁打を含む9安打7得点で打ち勝ったヤンキース。その中核を担うスタントンも8月に入り9戦4発と状態を上げている。宿敵・レッドソックスの独走を止めるには、やはり超強力打線がカギを握っている。

【動画】打球速度196キロの衝撃弾! スタントンが“史上最速”の弾丸ホームラン放つ!

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