MLB球団が斎藤隆に“指導者オファー” Dバックス社長明言、キャンプ招待へ
来春キャンプで指導者研修として招待へ、「我々の球団の誰もが大好きな人」
ダイヤモンドバックスのデリック・ホール球団社長が本拠地チェイス・フィールドで単独インタビューに応じ、2012年シーズンに球団に在籍し、今季限りでの現役引退を表明している楽天の斎藤隆投手に対して、来春のチームのスプリングキャンプで指導者研修の参加オファーを出すことを明らかにした。
「斎藤さんはメジャーのキャリアの最後でダイヤモンドバックスにやってきました。故障やコンディションの関係で大活躍というわけにはいきませんでしたが、彼は最高の人間です。我々の球団の誰もが大好きな人なんです。
すでに彼は引退を表明しているので、我々はスプリングキャンプで彼を指導者の研修として招待するつもりです。もしも、楽天のコーチにそのままなってしまうことであれば、難しいかもしれませんが、来シーズンに来ていただけると嬉しいですね」
ホール球団社長はチェイス・フィールドの社長室でこう語った。
斎藤は2011年にDバックスと1年175万ドルの契約を結び、球団史上初の日本人投手となった。メジャー5球団目の挑戦では度重なる故障もあり、16試合に登板して2ホールド、防御率6.75という成績に終わり、翌年から地元の楽天で日本復帰した。
期待通りの活躍とはいかなかった日本人右腕だが、その人格と経験値はDバックスの人々の心をつかんだという。