シュワーバー、大谷突き放すナ・リーグ最速40号 1試合2本目&満塁弾…後半16戦10発の大暴れ

今季3度目の1試合2発と勢い止まらず
【MLB】フィリーズ ー オリオールズ(日本時間5日・フィラデルフィア)
フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が4日(日本時間5日)、本拠地でのオリオールズ戦で、第2打席の39号2ランに続き、第4打席で40号の満塁弾を放った。これで試合前の時点でナ・リーグ本塁打王争いで並んでいたドジャース・大谷翔平投手を2本差に突き放し、単独トップを走る。
2死満塁で迎えた6回、ヒラルドが投じた95.9マイル(約154.3キロ)の甘い直球を捉え、打った瞬間に確信歩き。打球初速110.5マイル(約177.8キロ)、飛距離390フィート(約118.9メートル)、角度32度の満塁弾に、本拠地の観客は総立ちとなって拳を突き上げ、大歓声を上げた。3回2死一塁でも飛距離427フィート(約130.2メートル)の本拠地最上段に届く特大39号2ランを放っており、勢いが止まらない。
前半戦は96試合で30本塁打を放ってオールスターに出場した。ホームラン競争には参加しなかったものの、本戦が史上初の特別ルールによる“ダービー”での延長戦に突入すると、ナ・リーグの2番手として3スイング3ホームランと驚異的な活躍でMVPを受賞した。後半戦でさらに勢いは加速し、前日3日(同4日)に大谷に並ぶ38号を放っていた。これで1試合2発は今季3度目となった。