侍U-18、初の連覇ならず 宿敵・米国に完封負けで準優勝…力投の先発・末吉を援護できず

試合終了後のU-18日本代表の選手たち【写真:加治屋友輝】
試合終了後のU-18日本代表の選手たち【写真:加治屋友輝】

米国代表にスーパーラウンドのリベンジを許す

 U-18野球日本代表「侍ジャパン」は14日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われた「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ」決勝戦で米国代表と対戦し、0-2で完封負けを喫した。悲願の連覇にあと1勝と迫ったが、世界一への夢は叶わなかった。

 地元の声援を背に力投した。先発した末吉良丞投手(沖縄尚学)は3回まで2安打に抑える好投で試合を作った。それでも4回に内野安打で出塁を許すと、パスボールと左前打で1死一、三塁のピンチに。続く8番のジェイデン・マーキス・ジャクソン外野手に内野安打を許して先制されたところで降板。3回1/3を投げ5安打3奪三振1失点だった。

 2番手には石垣元気投手(健大高崎)が上がり、ピンチを封じ込める。しかし5回、制球に苦しみ3つの四死球を与えた。ピンチで犠飛を打たれて2-0とリードを広げられた。

 打線は米国代表の先発コールマン・フロイド・ボスウィック投手の前に、なかなか好機を作れない。198センチ、90キロの体格から繰り出される150キロ台の直球と鋭く落ちる変化球に翻弄され、反撃が出来なかった。

 オープニングラウンドを5連勝で1位通過し、スーパーラウンドでは米国に6-2、パナマに6-5、チャイニーズ・タイペイに9-1で勝利し全勝で決勝まで進んだ。初の連覇、そして初の全勝での優勝に王手をかけていたが、あと一歩届かなかった。

(Full-Count編集部)

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