大谷翔平に“大差”…「シュワーバーがMVPだ」 米ファンまた主張、シーズン佳境で議論再燃?

53号を放ったフィリーズのカイル・シュワーバー【写真:ロイター】
53号を放ったフィリーズのカイル・シュワーバー【写真:ロイター】

シュワーバーは53本塁打&128打点でリーグ2冠独走

【MLB】フィリーズ 6ー5 ドジャース(日本時間16日・ロサンゼルス)

 ライバルの前でアーチをかけた。フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が15日(日本時間16日)、敵地ドジャース戦の初回に今季53号を放った。大谷翔平投手とは4本差。リーグ2冠を独走しており、フィリーズファンから「シュワーバーがMVP」「オオタニよりシュワーバー」と“主張”が再燃している。

 第1打席、左腕アンソニー・バンダが投じたスライダーに、体が泳ぎながらも強く振り抜いた。打球速度103.8マイル(約167キロ)、飛距離390フィート(約118.9メートル)、角度23度の一発を右翼席へ。大谷の前で完璧な一打を見せた。シュワーバーの活躍もあり、フィリーズは延長戦の末に勝利。ナ・リーグ東地区の優勝を飾った。

「MLBネットワーク」が試合前、「ナ・リーグMVP候補同士が今夜ロサンゼルスで激突。カイル・シュワーバー率いるフィリーズが、ショウヘイ・オオタニ擁するドジャースと対戦する」と銘打つなど、今回のシリーズは「大谷vsシュワーバー」が大きく注目を集めている。両者とも米大手メディアなどでリーグMVPの“2トップ”に上げられており、その行方も注目される。

 シュワーバーが53号を放つと、米メディア「ビッグリーグ・ダイジェスト」は公式X(旧ツイッター)にて「ナ・リーグMVPはカイル・シュワーバーとショウヘイ・オオタニどっち?」と投稿するなど、MVP論争に再び火がついたようだ。「オオタニはいい選手だが、シュワーバーがより価値のあるシーズンを送っている」「シュワーバーへのMVPが加速している」と32歳大砲を推す声も。もちろん「オオタニがMVP」との声も当然多い。

 シュワーバーは今回の一発で53本塁打&128打点とし、大谷とは4本差、35打点をつけている。一方でMVP投票で重要視されている勝利貢献度WAR(ベースボール・リファレンス版)では、大谷が6.7でシュワーバーの4.8に大差。果たして最後に栄光を手にするのはどちらだろうか。

(Full-Count編集部)

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