山本由伸、113球の熱投でド軍地区S進出決定 7回途中2失点…“不運”乗り越え掴んだ白星

フィリーズとの地区シリーズ進出が決定
【MLB】ドジャース 8ー4 レッズ(日本時間2日・ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手が1日(日本時間2日)、レッズとのワイルドカードシリーズ第2戦に先発登板し、7回途中4安打2失点(自責0)の好投でワイルドカードシリーズ突破を決めた。4日(同5日)から始まる、フィリーズとのディビジョンシリーズ(地区シリーズ)に駒を進めた。
肌寒くなってきたロサンゼルスで、闘志を燃やした。球数113球はメジャー移籍後最多で、9奪三振。7回途中4安打2失点(自責0)で試合を作り、チームをディビジョンシリーズへと導いた。
初回は思わぬ“不運”が襲った。2死一塁からヘイズをライトへの飛球に打ち取ったかのように見えたが、この打球を右翼手のT・ヘルナンデスが落球。2死二、三塁となり、スチュワートに右前2点適時打を浴び、先制を許した。
2回以降は状態の良さを見せつける投球を披露。2、3、4回を3者凡退に仕留め、初回は26球を要したが、4回終了時点で61球にまとめた。チームは1点を追う4回にE・ヘルナンデスとロハスの適時打で逆転に成功。ベンチでは山本も笑顔を見せていた。
6回には無死満塁のピンチを迎えるも、ヘイズを遊ゴロ、スチュワートを空振り三振、デラクルーズも空振り三振に仕留めて絶叫。7回2死一、二塁でマウンドを降りると、スタジアムから大きな拍手を受けた。
山本は9月、4試合に先発して1勝0敗で防御率0.67。27回を投げて34奪三振、11四球、被安打7の内容で、防御率と被打率.081、WHIP0.67はメジャートップの成績で今季2度目の月間MVPに輝いた。レギュラーシーズンでは今季30試合登板して12勝8敗、防御率2.49をマーク。昨年のポストシーズンでは4試合登板で2勝0敗、防御率3.86でワールドシリーズ制覇に貢献していた。
(Full-Count編集部)