山本由伸、7回途中2失点で勝ち投手の権利 渡米後最多113球で降板…ピンチ封じ絶叫

ピンチをしのぎ叫ぶドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ピンチをしのぎ叫ぶドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

レッズとのワイルドカードシリーズ第2戦に先発登板

【MLB】ドジャース ー レッズ(日本時間2日・ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手が1日(日本時間2日)、レッズとのワイルドカードシリーズ第2戦に先発登板し、7回途中4安打2失点(自責0)でマウンドを降りた。球数は113球はメジャー移籍後最多で、9三振を奪った。

 初回から、まさかの“不運”が襲った。2死一塁からヘイズをライトへの飛球に打ち取ったかのように見えたが、この打球を右翼手のT・ヘルナンデスが落球。2死二、三塁となり、スチュワートに右前2点適時打を浴び、先制を許した。

 2回以降は状態の良さを見せつける投球を披露。2、3、4回を3者凡退に仕留め、初回は26球を要したが、4回終了時点で61球にまとめた。チームは1点を追う4回にE・ヘルナンデスとロハスの適時打で逆転に成功。ベンチでは山本も笑顔を見せていた。

 6回には無死満塁のピンチを迎えるも、ヘイズを遊ゴロ、スチュワートを空振り三振、デラクルーズも空振り三振に仕留めて絶叫した。

 山本は9月、4試合に先発して1勝0敗で防御率0.67。27回を投げて34奪三振、11四球、被安打7の内容で、防御率と被打率.081、WHIP0.67はメジャートップの成績で今季2度目の月間MVPに輝いた。

 レギュラーシーズンでは今季30試合登板して12勝8敗、防御率2.49をマーク。昨年のポストシーズンでは4試合登板で2勝0敗、防御率3.86でワールドシリーズ制覇に貢献していた。

(Full-Count編集部)

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