大谷翔平が体を反らして豪快13号 解説もビックリ「あそこまで打ち上げた」

13号3ランを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
13号3ランを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

地元実況も大興奮「ピンチヒット・ビッグフライ・オオタニサン!」

 エンゼルス大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地レンジャーズ戦に代打出場し、バックスクリーン左に飛び込む13号3ランを放った。高め速球を豪快に打ち返した一発は飛距離410フィート(約125メートル)、打球速度107マイル(約172キロ)のビッグアーチ。圧巻のアッパースイングで攻略した大谷の規格外の怪力に、メジャー通算132勝のエンゼルスOBは「何てスイングだ! 何てパワーだ!」と絶叫しながら、笑うしかない様子だった。

 衝撃のパワーだった。7-6とした後の7回1死一、二塁。この日、3試合ぶりにベンチスタートだった大谷が代打として打席に立った。

 レンジャーズ右腕バトラーがカウント2-1から投じた4球目94.5マイル(約152キロ)高め速球を、体を反らせるようにアッパースイングで捉えると、打球はセンターバックスクリーン左に飛び込む3点弾となった。

 これには地元テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」の実況席も大盛り上がり。実況のビクター・ロハス氏は「ピンチヒット・ビッグフライ・オオタニサン!」と豪快な一発を機に興奮モードに突入。そして、解説を務めるマーク・グビザ元投手も、衝撃的なパワーに思わず笑い声が止まらなかった。

「ダグアウトでもハイファイブです! ショウヘイ! センター方向に3ランホームランです」

 球団OBも笑うしかない驚愕の一撃。アメリカでは均整の取れた美しいスイングで評価される大谷だが、今回の一撃は、左膝が地面につこうかというくらい体を反らした珍しいアッパースイングだった。

「ナイス、ショウヘイ・オオタニ! 何てスイングだ! 何てパワーだ! 高めに浮いたファストボールを、あそこまで打ち上げました。ストライドは全くありません。全部パワーで打球を運びました」 

 スイング前のステップもほとんどなし。予備動作がほぼゼロの状態で生み出したセンター方向への大飛球に、グビザ氏も興奮冷めららぬ様子だった。

 純粋なパワーでOBを脱帽させた大谷は、打率.267、13本塁打、38打点となった。

(Full-Count編集部)

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