他の会場まで騒然…佐々木麟太郎が1位で競合に まさかの指名に衝撃、ソフトバンクが交渉権

スタンフォード大・佐々木麟太郎(投稿をスクリーンショット)【提供:ジョン・ロザーノ/ISI Photos】
スタンフォード大・佐々木麟太郎(投稿をスクリーンショット)【提供:ジョン・ロザーノ/ISI Photos】

城島健司CBOが引き当てる

 スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手が23日、都内で行われた「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」でDeNAとソフトバンクからドラフト1位指名を受け、ソフトバンクが交渉権を獲得した。まさかの競合1位に他の会場からもどよめきが起きた。

 3選手が指名を待つ青山学院大では、中継モニターで佐々木の指名が告げられると、どよめきが起きた。2選手がプロ志望届を出した大阪桐蔭高でも、記者から驚きの声が上がった。DeNAの相川亮二新監督とのくじ引きで、城島健司CBOが交渉権を引き当てた

 大谷翔平投手(現ドジャース)、菊池雄星投手(現エンゼルス)を輩出した名門・花巻東高出身のスラッガー。高校では歴代最多とされる通算140本塁打を記録し、一昨年のプロ野球ドラフト会議でも上位候補と目されたが、プロ志望届を提出せずに米スタンフォード大へ進学した。

 大学1年目は52試合に出場し、打率.269、7本塁打41打点、OPS.790をマークした。米大学サマーリーグの最高峰「ケープコッドリーグ」でもプレーし、10試合で打率.107、2本塁打6打点、OPS.622だった。1年次にはACC(アトランティック・コースト・カンファレンス)の優秀な学生アスリートに贈られる「オールアカデミック賞」にも選ばれた。

 来年4月に21歳を迎え、2026年7月のMLBドラフトでも指名対象の条件を満たす。NPB球団が今回のドラフトで交渉権を獲得した場合、交渉・契約が可能になるのは来年5月のリーグ戦後で、契約期限は同7月末まで。日米両国で指名される可能性もある。

(Full-Count編集部)

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