“大谷超え”1175億円男は「脱落だ」 MVP最終候補でも批判殺到…浮かばれぬ「40-30」

メッツのフアン・ソト【写真:ロイター】
メッツのフアン・ソト【写真:ロイター】

大谷、シュワーバー、ソトが最終候補に

 MLBネットワークは3日(日本時間4日)、全米野球記者協会が選ぶリーグ最優秀選手(MVP)の最終候補を発表。投打二刀流を復活させた大谷翔平投手(ドジャース)、本塁打と打点の2冠に輝いたカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)が選出された。もう1人はフアン・ソト外野手(メッツ)だが、これに対してはファンから疑問が噴出し、思わぬとばっちりを受ける形となった。

 ソトは昨オフに大谷を上回って史上最高額となる15年総額7億6500万ドル(約1175億円)でメッツに入団。5月までは不振に苦しんだものの、徐々に調子を上げ、最終的には打率.263、43本塁打105打点、OPS.921を記録。出塁率.396は3度目のリーグトップと自慢の選球眼を発揮し、リーグ最多の38盗塁という意外な新境地も見せた。

 一方で、ライバルの大谷は打率.282、55本塁打102打点、20盗塁、OPS1.014をマーク。シュワーバーは打率.240ながらも56本塁打132打点とで2冠に輝き、OPS.928を記録。パワーではともにソトを圧倒した。

 ソトは史上最高額という大型契約に比べると物足りない印象に映ったファンも多かったようで、SNSでは「大谷、シュワーバ―、あとは誰?」「ソトがファイナリスト? 何の理由で?」「ソトは脱落だ。シュワーバーか大谷のどちらかだ。十中八九は大谷になるだろうが」「高い年俸なのにプレーオフに進めなかった」「ソトをこっそり入れやがって、気づかないと思ったんだろうな」など厳しい意見が目立った。一方で「低迷した年でさえ、ソトはMVP候補の1人だ」と最終的に帳尻を合わせたことを擁護する声も見られた。

 選手間投票で選ぶMLB選手会のナ・リーグ最優秀選手賞では、シュワーバーが大谷を抑えて受賞していた。MVP受賞者は13日(同14日)に発表される。

(Full-Count編集部)

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