山本由伸の完投…憂いたNY記者「残念」　ヤ軍がケチった37億円にファン辛辣「愚か」

ヤンキースは3億ドルを提示したが山本はドジャースへ

【MLB】ドジャース 5ー1 Bジェイズ（日本時間26日・トロント）

　ドジャースの山本由伸投手は25日（日本時間26日）、敵地・ブルージェイズとのワールドシリーズ第2戦に先発し、9回1失点8奪三振でポストシーズンで2試合連続の完投勝利を挙げた。2年前、山本獲得に乗り出したヤンキースの地元ニューヨークの記者は悔しそうに、懐かしそうに振り返った。

　大舞台で圧倒的な投球を披露した。序盤は苦戦し、1点リードの3回はカークに同点犠飛を浴びる。ただ、ここからは凡打の山を築いた。4回以降は完全な投球で終わってみれば、9回105球を投げて4安打1失点、8奪三振だった。

　米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」のヤンキース専門ページ「New York Yankees on SI」に寄稿するライターのジョセフ・ランダッゾ氏はこの日、自身のX（旧ツイッター）を更新。「ヨシノブ・ヤマモトはその価値が十分にあった。ヤンキースが彼を獲得できなかったのは残念だ。（だけど）我々には永遠にこの記憶が残るだろう」と懐かしそうに振り返った。

　山本がオリックスからポスティングシステムを利用してメジャー挑戦した2年前。ヤンキースも獲得に乗り出していた。しかし、最終的には3億2500万ドル（約495億円）でドジャース入り。米メディアによると、ヤンキースの提示額は3億ドル（約458億円）だったという。

　2500万ドル（約37億円）の差で逃したヤンキース。この投稿にファンも落胆していた。「ヤンキースが彼を見送ったのは愚かだった」「キャッシュマンとハルは、2人とも職務怠慢で訴えられるべきだ」とコメントしていた。

（Full-Count編集部）