ド軍が“逆王手”、日本人トリオ躍動 大谷は1安打1得点、由伸が6回1失点

8回に二塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
8回に二塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

佐々木朗希は9回にピンチを招くもグラスノーが好救援

【MLB】ドジャース 3ー1 Bジェイズ(日本時間1日・トロント)

 ドジャースは31日(日本時間11月1日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ第6戦に僅差で勝利。対戦成績を3勝3敗のタイに戻し、今世紀初のワールドシリーズ連覇へ“逆王手”をかけた。大谷翔平投手は「1番・指名打者」で出場して3打数1安打1得点。先発の山本由伸投手は6回5安打1失点でシリーズ2勝目、今ポストシーズン4勝目を挙げた。佐々木朗希投手は3番手でリリーフ登板し、日本人トリオが躍動した。

 大谷は初回の第1打席、ガウスマンのスプリットにタイミングが合わずに空振り三振。3回2死二塁では申告敬遠で勝負を避けられたが、続くスミスの左翼線適時二塁打で先取点。同満塁からベッツの左前2点適時打につながった。この回、3安打に2四球を絡めて3点を奪った。

 5回1死は一ゴロに倒れたものの、9球粘った。2点リードの8回1死では驚愕のパワーを見せた。左腕フルハーチの低めスイーパーに泳がせられながらも左中間へ。フェンス直撃の二塁打で3試合ぶりの安打をマークした。同2死満塁までチャンスを広げたが、得点には結び付かなかった。

 先発の山本は6回5安打1失点と好投。3回2死三塁からスプリンガーの中前適時打を許したが、6回2死一、二塁のピンチでバーショを空振り三振に仕留めた。6奪三振1四球と安定した内容で、ポストシーズン4勝目(通算6勝目)を挙げた。

 佐々木は2点リードの8回からマウンドへ。先頭・スプリンガーの右翼線安打、ゲレーロJr.の四球で1死一、二塁としたものの、ビシェットを遊邪飛、バーショを二ゴロに仕留めた。9回も続投し無死二、三塁のピンチを招いたが、グラスノーが火消しに成功。最後はヒメネスの打球を左翼のエンリケ・ヘルナンデスが好捕すると、二塁に送球し飛び出していた走者をアウトにした。

 11月1日(同2日)の第7戦では1998〜2000年にヤンキースが3連覇して以来のワールドシリーズ連覇を目指す。対するブルージェイズは32年ぶり3度目の世界一をかけて最終決戦に臨む。

(Full-Count編集部)

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