敗戦後…球場に残り続けたロハスの真意 「何が起きるかわからない」よぎったド軍との別れ

ドジャースのミゲル・ロハス【写真:荒川祐史】
ドジャースのミゲル・ロハス【写真:荒川祐史】

ワールドシリーズ第5戦、終了後ベンチに残ったロハス

 ドジャースのミゲル・ロハス内野手は、今季の本拠地最終戦となったワールドシリーズ第5戦で敗れた後、最後まで1人だけベンチに残り続けていた。その時に何を思っていたのか、出演したポッドキャスト番組で真相を語った。

 10月29日(日本時間30日)の第5戦では、いいところなくブルージェイズに1-6で敗れ。2勝3敗でチームは崖っぷちに追い込まれた。今季の本拠地最終戦を飾れず、重苦しい空気の中、ロハスは神妙な面持ちで1人だけベンチを離れずにいた。

 その時点でロハスはワールドシリーズは第3戦しか出番はなく、無安打だった。オフにはFAとなるため来季もチームに残れるかどうか分からない状況だっただけに、意味深な光景だった。その後は敵地に舞台を移し、ロハスは第7戦終盤で貴重な同点ソロを放つことになる。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」のポッドキャスト「ドジャース・ダグアウト」に出演したロハスは、この場面での真意を語った。「2025年でのドジャースタジアムでの最終戦だった。(オフにFAになる関係で)ドジャーブルーを着用する最後の試合になり得たから。ドジャースの選手として、ドジャースタジアムで再びプレーするのかどうかわからなかった」と明かした。

 ロハスは来季限りでの現役引退を示唆しているが、ポストシーズンを終えてFAとなり、去就は未定だ。「俺の優先することがドジャースと再契約して、また1年プレーする機会をまた得ることだと言ってはいるけれど、このスポーツにおいて、というか人生において、来年何が起きるかなんてわからない」とコメント。ベンチに残った理由について「俺がロサンゼルスで過ごした時間に感謝するために時間を取りたかったんだ。あの時は自分自身に語りかけていたよ。このファンのみんなの前で自分がどんなプレーができたか、それがどれだけ誇らしいことなのかとね」と、当時の心境を明かしていた。

(Full-Count編集部)

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