侍U-18代表でも“定位置”は譲らない 報徳学園・小園が掲げる新たな目標

早くも次のステップへ向け練習を再開した報徳学園・小園海斗【写真:橋本健吾】
早くも次のステップへ向け練習を再開した報徳学園・小園海斗【写真:橋本健吾】

報徳学園の「1番・ショート」として甲子園でベスト8入りした小園

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会は21日に決勝戦が行われ、大阪桐蔭が史上初となる2度目の春夏連覇を達成し幕を閉じた。数々のドラマが生まれた夏の甲子園だが、すでに次を見据えてスタートを切った男がいる。「日本一のショート」を目標に聖地を駆け抜けた報徳学園・小園海斗だ。

 準々決勝で済美に敗れ涙を飲んだ3日後、小園は報徳学園のグラウンドでユニホームに袖を通し、いつもと変わらず汗を流していた。2年連続でU-18日本代表に選出され、次なる目標は「アジアNO1ショート」に定めた。

 来春の選抜出場を目指し秋季大会を戦う後輩たちに交じり、ショートでノックを受けると、木製バットで自らのフォームを確かめるようにマシン相手に打撃練習を行った。

「甲子園が終わって3日間は休みだったので、家で休んだりして少しですがのんびりできました。昨日(21日)は甲子園で大阪桐蔭の優勝する姿を見てきました。やっぱり優勝すべきチーム。すべてにおいてレベルが高いチームだなと感じました」

 中学時代、オール枚方でチームメートだった大阪桐蔭・藤原恭大、U-18でチームメートになる根尾昂、金足農業のエース・吉田輝星らが日本一を懸けた一戦を純粋に楽しんだ。「あの舞台でショートを守る自分も想像はしましたが、僕たち報徳も全員でベスト8まで勝ち残った。全く悔いはないです」。最高の舞台で仲間と共に戦い抜いた夏に悔いはなかった。

U-18日本代表監督は昨春まで報徳学園を指揮した永田裕治氏「優勝をプレゼントしたい」

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