阪神に3A大砲加入か、米報道 海を渡る“4A選手”…NPB移籍で「米国では得られない高収入」

パイレーツのキャム・デバニー【写真:アフロ】
パイレーツのキャム・デバニー【写真:アフロ】

3Aで計103試合に出場して打率.266、20本塁打

 新助っ人が加わるかもしれない。パイレーツのキャム・デバニー内野手が阪神と契約する見通しとなったと、地元紙「ピッツバーグ・ポストガゼット」のコリン・ビーズリー記者が伝えている。

 28歳のデバニーは2019年ドラフトでブルワーズに指名され、今夏のアダム・フレイジャー内野手が絡むトレードでパイレーツに加入した。ロイヤルズ傘下3Aでは69試合で打率.272、18本塁打とブレイクの兆しを見せており、新天地ではついにメジャーデビューを果たした。しかし、14試合で打率.139と結果を残せず、3Aでも伸び悩んだ。

 今季は3Aで計103試合に出場して打率.266、20本塁打、OPS.846をマーク。2022年にもマイナーで23発を放つなど、パワーが売り物となっている。阪神は今季圧倒的な成績でペナントを制したが、助っ人の本塁打は1本のみと、ほぼ“純国産”打線で戦ってきた。デバニーが正式合意となれば、チームに新風を巻き起こす可能性もある。

 また、デバニーの阪神加入については米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」でも報じられている。このオフはすでに楽天がロアンシー・コントレラス投手を獲得するなど、3Aとメジャーの間にいる選手の移籍が増える可能性もある。同メディアは「米国では得られない高い収入を得ながら、3Aよりも高いレベルの競争に身を置ける選択肢として魅力的」として、NPB移籍のメリットも言及する。

【画像】大谷翔平の背後から…“攻撃”した阪神新助っ人デバニー

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