村上宗隆の移籍先は「エンゼルスが1位」 浮いた78億円…米記者が指摘した“可能性”

ヤクルト・村上宗隆【写真:加治屋友輝】
ヤクルト・村上宗隆【写真:加治屋友輝】

大谷翔平がMLBで最初にプレーしたエンゼルス

 今オフのMLB移籍を目指す村上宗隆内野手(ヤクルト)を獲得する可能性が高い球団に、大谷翔平投手(ドジャース)の古巣であるエンゼルスが浮上している。米メディア「CBSスポーツ」は24日(日本時間25日)、村上に適している球団をランキング形式で発表し、1位にエンゼルスをあげた。

 同メディアのマイク・アクシサ記者は、「我々(CBSスポーツ)は、ムラカミを今オフのFAランキングで7位に位置づけている」としたうえで、村上の獲得可能性を球団ごとに評価した。「MLB全体を見渡し、ムラカミがどれほど各球団のニーズを満たすか(そしてムラカミ側から見た相性も含めて)、そして彼らが実際にムラカミを獲得する可能性がどれだけあるかに基づいて、30球団をランキングしていこう」と、MLB30球団のランキングを公開した。

 1位に名前があがったのがエンゼルス。「様々な状況から判断すると、アンソニー・レンドンは2度とプレーしないだろうと見られている。(エンゼルスの)三塁は完全に空いている」と、三塁手のレギュラーが不在であることに言及。「彼らのベスト(そして唯一の)、左打ちのパワーヒッターはノーラン・シャヌエルだが、彼はメジャーリーグで1300打席以上で26本塁打しか打ってない」と長打力不足を課題にあげた。

 また、18日(同19日)にテイラー・ウォード外野手のオリオールズへのトレードが決まったため、球団全体の2026年推定年俸は、2025年と比較して約5000万ドル(約78億3700万円)少なくなると金銭面での選択肢が増えたことにも言及。大谷がMLBに移籍した際、最初のメジャー球団として新しい文化に順応するのを支援した経験があることも理由としてあげた。

「全ての条件がうまく整っているように見えるではないか。彼らは左のパワーヒッターの三塁手を必要としており、日本市場にも精通している。実現すると断言はできないが、ムラカミはエンゼルスにとって、そしてエンゼルスはムラカミにとって、素晴らしくフィットするように私には思える」と、全ての要素が噛み合っていることを伝えた。

 アクシサ記者は「エンゼルスは優勝争いをしたいと願っており、微笑ましいことに、来年こそできると考えている」とも言及し、村上はそのための大事なピースになると伝えた。エンゼルスに続く2位にはフィリーズ、3位にはマリナーズがランキング。日本球界を代表する主砲はどの球団と契約を交わすことになるだろうか。

(Full-Count編集部)

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