西武、先発右腕&長距離砲のW獲得を発表 メジャー契約枠も日本でのプレー希望

西武が獲得したアラン・ワイナンス(左)とアレクサンダー・カナリオ【写真:アフロ】
西武が獲得したアラン・ワイナンス(左)とアレクサンダー・カナリオ【写真:アフロ】

今季ヤンキースで3登板のワイナンス&25歳の右打者カナリオ

 西武は22日、18日にアラン・ワイナンス投手と、19日にアレクサンダー・カナリオ外野手と選手契約を締結したと発表した。背番号はワイナンスが「30」、カナリオが「25」に決定。5位からの巻き返しへ、今オフは積極補強を続けている。

 30歳のワイナンスは、今季ヤンキースで3試合に登板するなど、メジャー通算11試合に登板して防御率7.48。マイナー通算72試合で28勝11敗、防御率2.79となっている。球団を通じて「伝統があり、多くの人に愛されるチームの一員となれたことを、大変光栄に思います。チームメートや仲間のために全力を尽くし、共に戦える日々を楽しみにしています。家族一同、このような機会をいただいたことに心から感謝しています。ライオンズファンの皆さまと優勝の喜びを分かち合えるよう、全力でがんばります」とコメントした。

 広池浩司球団本部長は「今季3Aで優れた成績を残した、先発タイプの技巧派右腕です。守備力を生かしてアウトを積み重ねながらイニングを稼ぐ投球をイメージしていますが、3Aでは高い奪三振率と低い与四球率を記録しており、NPBの打者を相手にどのような投球を見せてくれるのか非常に楽しみです。あくなき探求心を持って自身の投球を磨き続けている点に加え、メジャー契約枠の選手でありながら日本でのプレーを強く希望した姿勢も、獲得を決断する要因となりました。先発ローテーションの柱の一人として、活躍を期待しています」と話した。

 また25歳のカナリオは、185センチ97キロで右投げ右打ちの外野手。メジャー通算108試合で打率.229、8本塁打、28打点で、マイナー通算120試合で打率.252、32本塁打、96打点。球団を通じて「ライオンズでプレーする機会をいただき、大変光栄に思うとともに、心より感謝しています。監督・コーチ陣、チームメート、そしてファンの皆さまの期待に応えられるよう、日々100%の力を尽くし、勝利のために全力で戦うことをお約束します。2026シーズンが、私たちにとって実り多いものとなるよう努力していきます。GO LIONS!」と意気込んだ。

 広池浩司球団本部長は「豪快なスイングと長距離打者特有の打球角度を持つ外野手です。25才と若く、外国人選手枠を争うことに対しても前向きで、チャレンジ精神が旺盛な点にも魅力を感じました。また、強肩を生かした守備力を備えており、さまざまな起用に応えられる点も獲得の決め手となっています。持ち前の長打力を存分に発揮し、ライオンズの得点力向上に貢献してくれることを期待しています」と“弱点”強化を狙う。

(Full-Count編集部)

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