今季は右翼から本職の中堅へ再転向「一番自分らしいプレーができる」
目の輝きは失われていなかった。エンゼルスのマイク・トラウト外野手は16日(日本時間17日)、アリゾナ州テンピの球団施設でメジャー16年目のキャンプイン。自身の現状やチームの未来……。恒例の初日取材対応で、まずは自身のコンディションを語った。
「すごく良い状態だと感じている。全てですね。メンタルもフィジカルも。昨年の終盤は打撃で良い形を掴めて自信もついた。その状態をオフに持ち込んで取り組めたのは大きかった」
昨季は肉体的な負担を減らす目的で中堅から右翼へ転向となったが、4月末に左膝を負傷すると、復帰後は指名打者での出場が続いた。今季からは、かつての定位置へ再びコンバートする。
「監督にはセンターをやりたいと伝えた。どこでも守るつもりはあるが、一番好きなのはセンター。GMのペリー(ミナシアン)とも話して、センターに戻ることになった。やはりセンターが一番しっくり来る。一番自分らしいプレーができる。まだできると証明したいというより、単純に一番やりやすいポジションという感じだ」
「正直に言うと、感覚的にはセンターの方が体への負担は少ない。ライトの方が走る距離は短くても動き方の負担が違う部分があるし、センターの方がメンタル的にも楽で、自信を持ってプレーできる。可能な限り多く出場したい。違和感があればコーチと相談しながら調整していく」
金満補強のド軍への思い、引き際の美学も告白
昨季は打率.232、26本塁打、64打点、OPS.798。3度のMVPに輝いたが、故障がちなここ数年は思うように成績を伸ばせずにいる。復活へ必死だ。
「体重を少し落としたんだ。昨年より5〜6ポンド(約2.2〜2.7キロ)ほど軽くして、脚への負担を減らすことを意識して。膝の状態もオフの間にどんどん良くなってきた。打撃もオフの間も打撃コーチと連絡をとりながら取り組んできた。昨年終盤の良い形を継続できるようにしている」
盟友の大谷翔平投手がドジャースへ移籍して3年目のシーズンとなる。そのドジャースは2年連続でワールドシリーズ制覇。このオフも新守護神エドウィン・ディアス投手、FAの目玉だったカイル・タッカー外野手を獲得した。「勝つために全力で投資しているチームで、実際に結果も出している。素晴らしいことだと思う」と語る。
通算1754安打、404本塁打で将来の殿堂入りも期待されている34歳。11分間の取材では自身の引き際に言及する場面もあった。
「純粋に野球が好きだ。もし楽しめなくなったら、その時は辞めると決めている。球場に来てプレーする時間がとても幸せだ。自分に何ができるかは分かっている。あとは結果を示すだけだ」
2014年以来12年ぶりのポストシーズン進出へ、そのモチベーションは高い。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)