連覇の期待懸かる侍ジャパン 井端監督を支える7人の“名参謀”…輝かしい歩み

侍ジャパン・井端弘和監督【写真:Getty Images】
侍ジャパン・井端弘和監督【写真:Getty Images】

井端監督を中心に8人の首脳陣 現役実績と代表経験

 第6回ワールド・ベースボール・クラシックが5日に開幕した。2大会連続世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」を率いるのは井端弘和監督である。チームを支えるのは7人のコーチ陣。いずれも現役時代に実績を残し、指導者としても経験を積んできた顔ぶれである。ここでは、日本代表首脳陣の現役時代の実績や指導歴を整理する。

 井端監督は現役時代、中日の黄金期を支えた名内野手である。通算1896試合に出場し1912安打を記録。ベストナイン5度、三井ゴールデン・グラブ賞の遊撃手部門を7度受賞した。2013年WBCでは指名打者として出場し、大会ベストナインにも選出された。

 2015年に巨人で現役を引退。2018年まで同球団の1軍コーチを務めた。代表チームでは2019年プレミア12、2021年東京五輪でコーチを担当。その後は侍ジャパンU-12監督を務め、2023年10月にトップチーム監督へ就任した。初陣となったアジアプロ野球チャンピオンシップ2023は全勝優勝。2024年プレミア12では決勝で監督就任後初黒星を喫し準優勝となったが、2026年WBCで大会連覇に挑む。

 金子誠ヘッドコーチは現役通算1996試合に出場し1627安打を記録。1996年に117試合、打率.261でパ・リーグ新人王を獲得した。1999年にはベストナインに選出。1998年と1999年は二塁手、2009年は遊撃手として三井ゴールデン・グラブ賞を受賞した。屈指の内野手として2004年アテネ五輪にも出場している。

 現役引退後は日本ハムでコーチを務め、2023年から昨年まではロッテの1軍コーチを担当。日本代表コーチとしても2019年プレミア12、2021年東京五輪、2024年プレミア12に参加している。WBCへの出場は、選手時代も含め今回が初となる。

国際大会経験も豊富 各分野で支えるコーチ陣

 村田善則バッテリーコーチは1993年から2008年まで巨人一筋でプレー。通算302試合に出場した。2000年には自己最多76試合に出場し、打率.268、3本塁打、13打点。同年のドラフト1位で阿部慎之助氏が入団したこともあり、その後は出場機会を減らしたが、控え捕手としてチームを支えた。引退後は巨人でスコアラーやコーチを歴任し、今年はバッテリーチーフコーチに就任。代表コーチには2016年から就め、2017年WBC、2019年プレミア12、2021年東京五輪、2023年WBC、2024年プレミア12など国際大会での経験が豊富である。

 能見篤史投手コーチは現役通算474登板で104勝を挙げた左腕である。阪神で16年間プレーし、左のエースとして活躍。2桁勝利を5度達成し、2012年には最多奪三振のタイトルを獲得した。2013年WBCにも出場し3試合に登板している。晩年はリリーフに転向し、2019年には51試合に登板。40代でのシーズン最多登板記録を更新した。オリックス移籍後は選手兼任コーチを務め、2025年3月から日本代表投手コーチに就任した。

 吉見一起投手コーチは抜群の制球力を武器に中日のエースとして活躍。2008年から2012年まで5年連続2桁勝利を記録した。2009年に最多勝を獲得し、2011年には最優秀防御率1.65、最多勝18勝、最高勝率.857に加えて最優秀投手、ベストナインにも輝いた。現役引退後は侍ジャパンU-12投手コーチ、トップチーム投手コーチを歴任。中日時代のチームメートだった井端監督を支える立場となる。

 梵英心内野守備・走塁コーチは2006年に123試合、打率.289で新人王を受賞。2010年には全144試合に出場し、打率.306、13本塁打、56打点を記録するとともに最多盗塁43、遊撃手部門の三井ゴールデン・グラブ賞を獲得した。引退後はオリックスで2021年から2024年までコーチを務め、2025年から阪神コーチに就任。井端監督がトップチーム監督に就任した2023年10月から日本代表コーチを務めている。

 亀井善行外野守備・走塁コーチは通算1413試合に出場。2009年には134試合で打率.290、25本塁打、71打点を記録し、チームのリーグ優勝に貢献した。同年は三井ゴールデン・グラブ賞を受賞。日本代表としても2009年WBCに出場している。その後は度重なる怪我に苦しんだが、2018年に9年ぶりに規定打席へ到達。2019年には131試合で打率.284と復活した。2021年の開幕戦ではNPB史上初となる開幕戦代打サヨナラ本塁打を記録。引退後の2022年から巨人コーチを務め、日本代表コーチには2023年10月から就任している。

 松田宣浩野手総合コーチは通算1922試合で1832安打、301本塁打、991打点を記録。三塁手として2011年、2013年から2019年までの計8度にわたり三井ゴールデン・グラブ賞を受賞した。2018年には143試合に出場し打率.248、32本塁打、82打点でベストナインにも選出された。ソフトバンクの主力として7度の日本一に貢献し、チームスローガン「熱男」にちなんだ本塁打パフォーマンスでも知られる。日本代表では2013年、2017年のWBC、2015年と2019年のプレミア12に出場。トップチームコーチには2025年3月から加わった。

 2023年の世界一から3年。首脳陣の顔ぶれを大きく変えた新生侍ジャパンが、2026年WBCで再び頂点を狙う。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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