【高校野球】「金属バット禁止」の声も!? 清宮が目覚ましい進化、16歳怪物を変えたモノ

減少した打ち損じ、怪物・清宮に「進化の秋」

 この夏の話題をさらった早実の怪物ルーキー・清宮幸太郎が「進化の秋」を送っている。

 東京都大会ブロック予選、初戦の東農大一戦の2打席連発を含め2試合3本塁打を放った。甲子園以来となる全国の舞台となった和歌山国体は初戦で鳥羽(京都)に敗れものの、二塁打を含む4打数2安打。さすが、というべき存在感を示した。

 この秋、16歳が見せている凄さの一つが「打ち損じ」の少なさだろう。

 都大会ブロック予選で対戦した相手は、ともにコールドで圧倒したように力の差がある相手だった。しかし、その中でも夏から引き続き3番に座っている清宮は、6打数5安打9打点。本塁打にした3発を含め、甘い球を逃さずに仕留めている。

 ポテンヒットのみの3打数1安打に終わった初戦の都立校・東大和南戦をはじめ、6試合でノーアーチだった夏の西東京大会と比較しても、いかにミスショットが減ってきているかが見てとれる。

 あまりの大活躍に、野球関係者の間では「清宮だけ都大会では金属バットの使用を禁止してはどうか」という冗談が飛び交うほどの状態となった。

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