侍Jの危機を救った27歳右腕 WBCならではの“希少性”…語った覚悟「自信を持って」

侍ジャパンがWBC初戦に快勝
6日に行われた「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」東京プールのチャイニーズ・タイペイ戦は13-0で日本代表が快勝。先発を務めた山本由伸投手を含め、後を引き継いだ藤平尚真投手、宮城大弥投手、北山亘基投手、曽谷龍平投手の5人全員が、パ・リーグ球団所属経験者という、パの投手層の厚さを感じさせる一戦となった。
昨季のMLB開幕戦以来となる東京ドームのマウンドに立った山本は、2回2/3を投げて、被安打0も与四球は3と、制球に課題が残る結果に。ピッチクロック違反も取られ、降板後は大谷翔平投手と話し込む姿も見られた。
「早いイニングでたくさん点をとってくれたのが心強かったです。2回、3回と球数多くなってしまいましたが、ゲームメイクできて良かったです」と、山本は打線の援護に感謝した。
「あの場面、なんとしても抑えたいと思いました」。そう話すのは、同級生である山本のあとを受けて、2死満塁で登板した藤平だ。ピンチの場面を三振で切り抜けると拳を握りしめて吠えた。
「今日はどれだけ点差が開いていても登板があると言われていました。本当に緊張しましたが、ゼロで帰ってこれてよかったです」
今後も厳しい場面での起用が予想されるが、「本当にどこで行くかわからないですが、どの場面でも言われたところでしっかり行く準備をしてマウンドに上がりたい」と話し、「僕と松本裕樹さんと大勢の3人しか(本職の)中継ぎがいないなか、そこの専門職ということで僕たちのほうが慣れていると思うので、自信を持っていきたいです」と胸を張った。
4回からマウンドに上がり、2回を投げた宮城は第2先発としての適性を見せた。「デッドボール、フォアボールとリズムを悪くしてしまいましたが、立て直してゼロに抑えられてよかったです」と制球面の反省も口にするが、積極的に振ってくる相手に対して、緩急のあるピッチングは有効であることを証明。何よりも山本とのオリックスの“新旧エース共演”は、球場のファンを大いに沸かせていた。
大舞台でも堂々としたピッチングを披露した5投手。初戦で出番がなかった、伊藤大海投手、隅田知一郎投手、種市篤暉投手、松本裕樹投手も、投手陣の活躍に刺激を受けて一層奮起しているはずだ。次戦からもパの最強投手陣が、世界の強打者を相手に三振の山を築きあげることを期待したい。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)