敗戦に呆然も…忘れなかった礼儀 現地も絶賛「Aクラスの振る舞い」「文化は素晴らしい」

試合後、観客に挨拶する侍ジャパン【写真:荒川祐史】
試合後、観客に挨拶する侍ジャパン【写真:荒川祐史】

ローンデポパーク公式Xが称賛「Aクラスの振る舞い」

■ベネズエラ 8ー5 日本(日本時間15日・マイアミ)

 野球日本代表「侍ジャパン」は14日(日本時間15日)、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝・ベネズエラ戦に5-8で敗れた。2度目の大会連覇はならず、初のベスト8敗退という結果に選手たちは呆然としたが、試合後にはベンチを出てスタンドのファンへ最後の挨拶を行った。その崇高なスポーツマンシップに、開催地球場や現地のファンから称賛の声が上がっている。

 まさかの逆転負けで大会連覇の夢が途絶え、試合直後の侍ジャパンのベンチは重苦しい空気に包まれていた。痛恨の被弾を喫した伊藤大海投手(日本ハム)が肩を落とし、近藤健介外野手(ソフトバンク)が頭を抱え、井端弘和監督も動けずにいた。しかし最後はベンチを出て、マイアミまで応援に駆けつけた日本のファンに向けて一礼し、スタンドからは大きな拍手が送られた。

 この光景に即座に反応したのが、決戦の舞台となったローンデポパークだった。同球場の公式X(旧ツイッター)は、整列して一礼する日本代表の姿を取り上げ、「日本が熱狂的なファンに最後の挨拶をした」と投稿。さらに「Aクラスの振る舞い」と続け、敗戦のショックの中でも決して相手やファンへの礼儀を忘れない姿勢に最大級の賛辞を贈った。

 失意のどん底にありながらも、最後のアウトを取られるまで精神力と規律を保ち、世界最高峰の野球を体現した侍ジャパン。その気高い振る舞いは、日本のみならず世界中の野球ファンの心を打った。

 同球場の投稿のコメント欄には、英語圏のファンからの反響が殺到している。「日本の文化はかなり素晴らしい」「私は彼らの文化が大好き」「リスペクトする」と、日本特有の礼儀正しさに感嘆する声が続出。さらに「規律と敬意が本当に素晴らしい」と、悔しさを押し殺して気丈に振る舞う選手たちを称えるコメントも相次いでいた。結果は痛恨の敗退となったが、侍ジャパンが見せた美しい敗者の姿は、世界のファンに強烈なインパクトを残したようだ。

(Full-Count編集部)

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