敗戦で呆然の侍ナインがファンへ挨拶 スタンドへ一礼、終戦後も忘れぬ礼儀に球場拍手

侍ジャパン・井端弘和監督【写真:Getty Images】
侍ジャパン・井端弘和監督【写真:Getty Images】

6回に4番手・伊藤が逆転3ラン、1試合8失点はWBCチームワースト

■ベネズエラ 8ー5 日本(日本時間15日・マイアミ)

 野球日本代表「侍ジャパン」は14日(日本時間15日)、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝・ベネズエラ戦に5-8で敗れた。2度目の大会連覇はならず、6大会連続のベスト4進出を逃した。最後は大谷翔平投手が遊飛に終わり終戦したが、試合後にはベンチを出て一礼した。

 痛恨の一発に沈んだ。1点リードの6回、4番手の伊藤大海は連打で無死一、三塁のピンチを招き、アブレイユの右越え3ランを被弾。昨年の沢村賞右腕が、一振りで試合をひっくり返された。8回には5番手・種市篤暉が無死二塁から牽制悪送球。侍ジャパンの1試合8失点はWBCチームワーストだった。

 熾烈な打ち合いだった。2-2に追いついた3回1死二、三塁。途中出場の森下翔太が、左腕スアレスから左越えへ一時勝ち越しの1号3ランを放った。3番・鈴木誠也が初回に二盗を試みた際に負傷。右膝の違和感で途中交代となった。2回守備から急きょ中堅に入った25歳が、結果を出した。

 1番・大谷翔平はアクーニャJr.の先頭弾を許した初回、右中間へ同点の先頭打者弾を放った。WBC自身初の先頭弾で、大会通算4本目は吉田正尚に並んで日本人最多。1点を追う3回1死二塁では申告敬遠で歩かされたものの、佐藤輝明の同点の右翼線適時二塁打につなげた。しかし、4回1死一、二塁では空振り三振。続く佐藤も空振り三振に倒れ、4回以降はゼロ行進が続いた。

 試合後、ナインは呆然。痛恨被弾を喫した伊藤はベンチで肩を落とし、代打で登場した近藤健介外野手はベンチで頭を抱えた。井端弘和監督も動けず。しかし、最後はベンチを出てマイアミまで応援に駆けつけた日本ファンに一礼した。これにはファンも大きな拍手で称えた。

【実際の様子】侍ジャパンが忘れなかった“敬意” WBC連覇届かずも…ナインを待っていた拍手

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