“韓国のイチロー”は「最悪の契約」 残る138億円…早くも失った定位置、米辛辣

  • MLB
  • 2026.03.20
ジャイアンツのイ・ジョンフ【写真:荒川祐史】
ジャイアンツのイ・ジョンフ【写真:荒川祐史】

中堅剥奪で高額なコーナー外野手へ 露呈した長打不足と守備難の課題

 ジャイアンツのイ・ジョンフ外野手に対し、現地メディアから厳しい評価が下された。米メディア「ブリーチャー・レポート」のティム・ケリー記者は、2026年シーズンにおけるメジャー全30球団の「最悪の契約」を選出。その中でジャイアンツのワースト契約としてイ・ジョンフの名を挙げた。大型契約を結びながらも、攻守両面で精彩を欠いた現状が、辛辣な指摘を受ける要因となっている。

 名古屋生まれ、中日で活躍した父を持つイ・ジョンフは、卓越したバットコントロールから“韓国のイチロー”とも称されている。2023年オフに6年総額1億1300万ドル(約179億円)の巨額契約を結んだものの、1年目は故障もあって37試合出場にとどまった。昨季はフォーム修正を施し、開幕時は好調だったものの、最終的には150試合で打率.266、8本塁打、OPS.735だった。

 何よりセンター守備で精彩を欠き、守備防御点-18、OAA-5という散々な数値でシーズンを終えた。期待された高い打撃技術と守備力が影を潜め、チームにとって大きな誤算となる結果を招いたといえる。

 ジャイアンツはこのオフにハリソン・ベイダーを獲得しており、今季のイ・ジョンフは中堅を外れ、両翼を守る見込みだ。長打力に乏しい高額なコーナー外野手という立場に追い込まれており、約138億6000万円の残債を抱える球団にとっては、極めて重い負担になっているといえる。

 ケリー氏は同メディアの記事内で「これは完全にサンクコスト(埋没費用)というわけではないが、今は『ジョンフーリガン(=イ・ジョンフの熱狂的ファン)』にとって辛い時期である」と綴った。かつての輝きを取り戻せるかが、今後の契約評価を左右する鍵となる。名誉挽回を目指すイ・ジョンフにとって、2026年は真価が問われる正念場となり、現地メディアもその動向を注視している。

(Full-Count編集部)

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